「Notionカレンダーの表示形式が使いづらく、切替も地味に手間」
「Notionデータベースとの完全な双方向同期がされない」
「Notionカレンダーモバイル版に機能制限が多すぎる」
ユーザーによってはそう感じる方も少なくないようです。Notionカレンダーは日々のタスクや予定、今後の予定を管理するための人気のツールですが、制限や限界もあります。
本記事ではそんなNotionカレンダーと、類似機能を提供している2syncを比較していきます。どちらのツールがあなたの用途に適しているかも記事後半で解説するので、ぜひツール選びの参考にしてみてください。
Notion カレンダーとは?

Notion カレンダーは、Notionワークスペースとシームレスに連携するように設計された統合型カレンダーです。
時間管理を効率化するアプローチを提供し、スケジュールを一目で把握できるほか、カレンダーの予定と並行して締切やプロジェクトのタイムラインを管理し、異なるタイムゾーンのグローバルチームとも連携できます。
ただし、カレンダーとNotionデータベースのあいだでリアルタイムのデータ連携や同期は行われないため、カレンダーの予定をNotionデータベースに直接取り込むことはできません。これは、Notion Calendarと2syncを比較した際の重要な制限点です。
Notion カレンダーでできること:
- 予定表を素早く確認
- ミーティングをスケジューリング
- 異なるタイムゾーンで作業
- Notionドキュメントに接続・作成
- 1つの場所で時間管理を完結
- 複数のカレンダーを接続
2syncとは?

2syncは、NotionをGoogleカレンダーなどの外部アプリと連携させるためのツールで、利用しているカレンダーをそのままNotionと双方向同期できます。完全な双方向同期のため、ユーザーはNotion内で直接タスクや予定を管理できます。
このサービスは、同期を自動化することでNotionの機能をさらに強化し、複数のプラットフォームを行き来せずに、予定やタスク、イベントをNotion内で一元管理できるようにします。
データはリアルタイムでサービス間に同期され、イベントやタスクを直接Notionデータベースに取り込むことが可能です。
2syncでできること:
- 複数のカレンダーや外部ツールをNotionデータベースに完全接続
- 日付、タイトル、通話リンク、イベントのステータス、公開範囲、リレーションなどのフィールドを同期するためのマッピングの設定
- 特定のイベントやタスクのみを同期するためのフィルターの設定
- Notion側のデフォルト値の設定
- 同期の期間や頻度を自由に設定可能
- 各説明欄の下にNotionページへのリンクを自動追加
👉NotionとGoogleカレンダー連携についてもっと詳しく:NotionとGoogleカレンダー連携完全ガイド|4つの方法を徹底比較
2syncとNotionカレンダーの比較一覧表
| 機能 | 2sync | Notionカレンダー |
|---|---|---|
| 操作体験 | Notionのデータベースビューで直接編集。外部ツールからの編集も自動でNotionデータベースに反映。 | データベース連携がないため細かな編集・一括操作は手数が増えがち。 |
| 同期とデータフロー | 完全な双方向同期。Notion ⇄ 外部ツールが自動反映。予定やタスクの自動同期が可能。 | 外部との連携はあるが、データベースとの完全双方向は不可。カレンダー予定をデータベースへ直接取り込み・データベースから外部へ書き戻しはできない。 |
| モバイル実用性 | データベース中心運用なので、モバイル版の制限の影響を受けにくい。外部ツールアプリで編集した内容が自動でNotionデータベースへ反映。逆も可能。 | モバイル版の機能制限が多め。移動中の高度な編集や複雑な切替がやや窮屈。 |
| ルール設計・拡張性 | フィールドマッピング、条件/フィルター、デフォルト値、複数ツールの一元接続に対応。 | 複数カレンダー接続やドキュメント紐付けは可能だが、同期条件の細分化やデータベース起点の自動化は不可。 |
| 管理の一元化(予定 × タスク × ドキュメント) | イベントとタスクを同一Notion データベースに集約。会議ノート/要件と自然にリンクし、「1つの編集元」で運用可能。 | 予定の可視化は十分だが、予定とタスクのDB統合管理は限界が出やすい。 |
✅ 2syncは、リアルタイムで完全な双方向同期機能を提供。
✅ 2syncは、Notionで直接イベントを操作可能。
✅ 2syncは、イベントとタスクをNotionデータベースにインポート可能。
❌ Notion Calendarでは、Notion データベースとカレンダーの間でデータフローや同期は不可。
❌ Notion Calendar では、イベントを直接 Notion データベースにインポートすることはできない。
❌ Notion Calendar を使って、Notion データベースから直接、外部カレンダーにイベントを同期することはできない。
2syncとNotionカレンダー、どちらが向いている?
2syncが向いている人:
- Notionを編集の起点にして予定・タスクをまとめたい
- Googleカレンダー等と双方向に、自動で反映させたい
- モバイルでもデータベースを元にストレスなく更新したい
- 同期ルール(条件・フィルター・デフォルト値)を設計して運用を安定化したい
Notionカレンダーが向いている人:
- 主目的が予定の俯瞰とアジェンダ確認
- 表示中心で、データベース同期や外部への書き戻しは不要
- シンプルな連携と軽い閲覧で十分
まとめ
Notionカレンダーはカレンダーの管理や連携に便利なツールですが、2syncが現在提供している最も重要な機能の一つ、複数のツールからイベントやタスクをNotionデータベースに自動で取り込めることが欠けています。
この機能があれば、カレンダーの予定をデータベース内で直接扱えるため、Notionを統合された強力な基盤として活用でき、結果として手間と時間を大きく節約できます。
2syncは、NotionとGoogleカレンダーやTodoistのような他のツールとのシームレスな同期を提供しています。フィールドマッピング、フィルター、条件、設定を使って、全てをリアルタイムで統合し、イベントやタスクを思い通りに同期できます。
よくある質問
Notion Calendarは表示専用で、Notionデータベースと同期できません。2syncはNotionで直接イベントを編集・作成・削除できる完全双方向同期を提供します。
一方向の連携は可能ですが、Notion内での編集内容をGoogleカレンダーに反映することはできません。2syncなら双方向に自動反映されます。
予定やタスクの管理をすべてNotion内で完結でき、他のツールに切り替える手間がなくなります。Googleカレンダー、Todoist、Googleタスクとも自動連携可能です。
はい。2syncはNotion Calendarの「表示ツール」ではなく「同期ツール」として、より柔軟な自動化を提供します。
