2025年、Notionは会議メモの文字起こし、エンタープライズ検索、リサーチモードなどを含む統合AIツールキットと、フォーム、メール、カレンダーのネイティブアプリを、柔軟なドキュメントとデータベースとともに提供します。一方、monday.comのWork OSはワークフロー自動化のためのAIブロック、CRM、サービス管理、開発、フォーム向けの専用製品、200以上の組み込み連携、そして高度なボード自動化を拡充しています。では、あなたに最適なツールはどちらでしょうか?
目次
Notion vs monday.com:概要
機能 | Notion | monday.com |
---|---|---|
コア機能 | ドキュメント、データベース、Wiki、タスク、メール、フォーム、カレンダー。 | ボード、タイムライン、フォーム、CRM、開発、サービスアプリ。 |
カスタマイズ | ブロックベースのページとテンプレート。 | ガイド付きボードテンプレートとアプリ。 |
プロジェクト管理 | タイムライン(ガントスタイル)、カレンダー、ボードビュー。 | カンバン、ガント、タイムライン、カレンダー、工数ビュー。 |
コラボレーション | リアルタイム編集、コメント、メンション。 | コメント、ファイル添付、アップデートストリーム。 |
ナレッジベース | リンクされたページを持つ完全Wiki。 | ネイティブWikiなし。 |
使いやすさ | 最初は学習コスト高め。非常に柔軟。 | セットアップ高速。ガイド付きワークフロー。 |
AIサポート | 会議メモAI、リサーチモード、エンタープライズ検索。 | 要約、分類、自動化のAIブロック。 |
カスタマーサービス | メールサポートとコミュニティフォーラム。 | メール、ライブチャット、エンタープライズでは優先電話対応。 |
最適な用途 | 柔軟なチーム、ナレッジワーカー、ドキュメント中心のワークフロー。 | 構造化されたプロジェクトチーム、部門横断作業。 |
ユニークな強み | オールインワンワークスペースと豊富なAIツールキット。 | 視覚的ワークフローとリッチなネイティブ自動化。 |
ユニークな弱み | 複雑な自動化には外部ツールが必要。 | ドキュメント/Wiki機能が組み込みで不足。 |
価格 | 無料;Plus $10/席/月;Business $20/席/月;Enterprise 要問い合わせ(年払い) | 無料;Basic $9/席/月;Standard $12/席/月;Pro $19/席/月;Enterprise 要問い合わせ(年払い) |
Notionを選ぶ理由

- 会議メモ、エンタープライズ検索、リサーチモードを備えた組み込みAIツールキット。
- ネイティブのフォーム、メール、カレンダーアプリで作業を一元化。
- ドキュメント、データベース、タスク、Wikiを統合したオールインワンワークスペース。
- 豊富なテンプレートギャラリーであらゆるワークフローのセットアップを高速化。
- 柔軟なブロックベースのカスタマイズでワークスペースを最適化。
- 無料プランが充実し、有料プランも手頃な価格。
- リンクページとWikiによる強力なナレッジ管理。
- コメント、メンション、リアルタイム編集によるコラボレーション。
monday.comを選ぶ理由

- AIブロックでタスク自動化、要約、テキスト分類を実現。
- Work OSはCRM、開発、サービス管理向けの専用アプリを提供。
- 200以上のネイティブ連携でシームレスなワークフローを実現。
- 視覚的なボード、タイムライン、ガントビューで状況を一目で把握。
- ガイド付きボードテンプレートであらゆるプロジェクトタイプのセットアップを高速化。
- 組み込み自動化で手動フォローアップやミスを削減。
- 小規模チームからエンタープライズまで拡張可能、手厚いサポート。
- メール、アプリ内、Slack/Teamsを通じた統合通知。
Notion vs monday.com:違いは?
Notionとmonday.comのユニークな機能を比較していきます。この記事を読み終える頃には、あなたに最適な選択が明確になるでしょう。
使いやすさ
Notionはシンプルで集中しやすいキャンバスを開きますので、メモ取りや簡単なリスト作成がすぐに始められます。
その柔軟性により、設定なしでテキスト入力やテーブルの挿入が可能ですが、空白のキャンバスはガイドがないと不安に感じることもあります。
リンクデータベース、数式、カスタムテンプレートなど複雑なシステムを構築するには、コミュニティのチュートリアルを参照するか試行錯誤が必要になる場合があります。
テンプレートギャラリーには準備済みオプションがありますが、リレーションやロールアップを組み合わせて本格的なワークフローを作成するには追加の手間がかかります。

monday.comはカラフルなボード、ドラッグ&ドロップテンプレート、ポイント&クリックの自動化ビルダーで、ほとんどのチームが数分で設定を完了できます。アプリ内のヒントとサポートサイトの詳細な「はじめに」ガイドが支援します。
意見を反映したデフォルト設定により、タスク追跡、タイムライン、シンプルなワークフローなど一般的なセットアップを空白のキャンバスなしで導入できます。
両プラットフォームとも強力な自動化機能を備えていますが、Notionはサードパーティ連携、monday.comはネイティブで提供します。特にmonday.comのレシピと増え続けるAIブロックライブラリは、一般的なタスクの設定ハードルを下げます。
ただし、両者とも高度な機能を習得するには、内蔵チュートリアルやAIウォークスルーの強化を求める声があります。
カスタマイズ
Notionのカスタマイズはブロックベースアーキテクチャに依存します。テキスト、画像、データベースなどが移動可能なブロックとして扱われ、自由にレイアウトできます。
動画、フォーム、地図、Miroボードなど、ほぼあらゆるオンラインコンテンツを埋め込んでリッチなページを作成でき、リレーションとロールアップを使って動的ダッシュボードや集計レポートを構築できます。
データベースの「カスタマイズ」メニューから各種設定や提案、詳細な接続オプションを選択し、テーブルを強化できます。
レイアウトビルダー機能で、重要なプロパティのみを表示するページテンプレートを設計し、視覚的に整理されたフローを実現できます。
カスタムデータベーステンプレート(定型テンプレート含む)で、デフォルト値や入れ子構造を使った定期タスクワークフローを事前設定できます。

monday.comは業界やワークフロー向けのプリビルドボードテンプレートを提供し、その場で利用するか完全にカスタマイズして作成できます。
カスタム列(ステータス、日付、テキスト、ユーザー)を追加・設定し、再利用可能なフィールドで複数ボードにわたる標準化が可能です。
ダッシュボードは複数ボードのビューやウィジェットをドラッグ&ドロップで組み合わせられますが、配色テーマやスタイルはワークスペース全体の設定に従います。
オートメーションと AIブロックがボードにロジックを直接追加し、ノーコードで要約や翻訳、テキスト分類などを実現します。
ただし、複雑な条件通知やフィールド検証ルールのネイティブ設定は依然難しく、外部ツールで補うケースもあります。
プロジェクト管理
Notionでは任意のページ内でデータベースを表、ボード、カレンダー、タイムラインに切り替えられ、全体のロードマップと詳細タスクリストを即座に把握できます。
タイムラインビューでは依存関係を可視化し、各フェーズの開始時期を把握して期日を守る計画が立てられます。
最近ではフォームアプリがネイティブに追加され、送信データがプロジェクトテーブルに直接取り込まれるようになり、カレンダー連携も統合されました。
AI会議メモをプロジェクトページに添付して、自動的にアクションアイテムやフォローアップを要約できるようになり、抜け漏れを防ぎます。

monday.comはボードをカンバン、ガント、タイムライン、カレンダー、工数ビューで設定可能で、状況を一目で確認できます。
階層構造ボード機能により、マスターボードの下にサブプロジェクトをネストでき、複雑な取り組みでも文脈を失わずに管理できます。
組み込み自動化でプロジェクトのステージ移動、期日接近時のアラート送信、事前ルールに基づくアイテム作成が可能です。
高度なリソース配分管理でチームの工数をバランス調整でき、ダッシュボードでは複数ボードと指標を集約して各プロジェクトの状況を一元表示できます。
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コラボレーション
Notionとmonday.comはどちらもリアルタイム共同編集、コメント、メンション、ドキュメント内通知を組み合わせ、チームを同じページに保ちます。
それぞれ詳細な権限設定を提供し、特定ページやデータベース、ボードを誰が閲覧、コメント、編集できるかを細かく制御できます。

また、アップデートストリームと通知設定をWebとモバイルで統合し、チームメンバーが外出先でも重要な変更や@メンションを見逃しません。
AIサポート
Notion AI for Workは会議メモ文字起こし、エンタープライズ検索、リサーチモードをBusiness/Enterpriseプランで追加費用なしに提供します。
monday.comのAIブロックは要約、分類、感情検知などの生成・分析アクションをボードや自動化レシピに直接組み込めます。
Notionはコンテンツ作成と情報取得に重点を置き、monday.comはワークフロー自動化に注力しており、両者とも手作業を減らすAIライブラリと連携を急速に拡充しています。

NotionのAI会議メモは新しい/meeting
ブロックとして表示され、ライブ議論を文字起こしし、コール終了後にアクションアイテムを含む要約を自動生成します。
エンタープライズ検索はNotionと接続アプリ(Slack、Google Drive、Teams、GitHubなど)を自然言語で横断検索し、コンテキスト豊富な結果をワークスペース内で返します。
monday.comではAIブロックがカラムセンターと自動化センターに配置され、テキスト分類、コピー改善、翻訳、情報抽出、感情検知などのノーコードアクションを専用タブで設定できます。
各AIアクションはクレジットを消費し、任意のボードカラムや自動化レシピに埋め込んでノーコードでワークフローを強化できます。
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料金
Notionの料金プランはユーザーベースで、以下の4種類です:
- Free:個人向けに月額\$0でパーソナルプロジェクトを整理可能。
- Plus:年払い\$10/メンバー・月、月払い\$12/メンバー・月。小規模チームとプロ向け.
- Business:\$20/メンバー・月。高度な権限設定、SAML SSO、分析、90日間のページ履歴付き。
- Enterprise:大規模組織向けカスタム料金。SCIM、監査ログ、高度なセキュリティコントロール、専任カスタマーサクセスマネージャー付き。
monday.comの料金プランもユーザーベースで、5種類あります:
- Free:\$0/席・月(最大2席)、ドキュメント無制限、3ボード、200以上のテンプレート付き。
- Basic:\$9/席・月。無制限の閲覧者、アイテム無制限、5GBストレージ、AIクレジット500付与。
- Standard:\$12/席・月。タイムライン&ガント、カレンダービュー、ゲストアクセス、オートメーション250件、連携250件。
- Pro:\$19/席・月。プライベートボード、チャートビュー、時間追跡、数式列、オートメーション&連携25,000件。
- Enterprise:エンタープライズ向けカスタム料金。多層権限、高度なガバナンス、分析、24/7優先サポート付き。
結論
結論として、両プラットフォームにはそれぞれの強みがあります:
👉 ドキュメント、データベース、Wiki、タスクを統合し、AI会議メモ、エンタープライズ検索、リサーチモードやネイティブのフォーム、メール、カレンダーアプリまで備えたワークスペースが必要なら、Notionを選びましょう。
👉 視覚的なカンバンボード、タイムライン&ガントビュー、強力な自動化、200以上のネイティブ連携、AIブロック、さらに専用モジュール(営業CRM、開発、サービス管理)を備えたWork OSを望むなら、monday.comを選びましょう。
Notionを日常業務に統合する際は、2syncを活用して他のアプリや外部ツールと同期させると、さらなる生産性向上が期待できます。
これにより、Notion内のタスク管理だけでなく、他サービスとの動的な連携が可能になり、生産性と効率性が飛躍的に向上します。