Googleカレンダーなら簡単に同僚や家族、友人と予定を共有することができます。本記事では、個々の予定だけでなく「カレンダー全体」を、わずか数クリックで共有する手順を解説します。さらに、Googleカレンダーを使い込んできた弊社ならではのコツもお伝えします。

💡この記事を読んでわかること

☑️ Googleカレンダーを特定のユーザー・グループと共有する方法
☑️ Googleグループでカレンダーを共有する方法
☑️ Googleカレンダーを公開する方法
☑️ Googleカレンダー共有権限の種類や失敗しない共有設定のポイント

【基本手順】Googleカレンダーを共有する方法

  1. Google カレンダーを開き、共有したいカレンダーを選択します。(例:[マイカレンダー])
  2. 選択したカレンダーの「設定と共有」に移動し、次に「共有する相手」を選択します。
  3. 「ユーザーやグループを追加」からメールアドレスまたはグループIDを入力します。
  4. 希望する権限レベルを設定します。(「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」「予定の表示(すべての予定の詳細)」「予定の変更」「変更および共有の管理権限」)
  5. 「送信」をクリックし、必要に応じて権限を確認または調整します。

この共有方法の詳細や動画でのわかりやすい説明は、次の項目で紹介しています。

Googleカレンダーを特定のユーザーまたはグループと共有する方法

  1. Google カレンダーを開く
    • calendar.google.com にアクセスするか、Googleカレンダーアプリを開きます。
  2. 共有するカレンダーを選択する
    • デスクトップの場合は左側の「マイカレンダー」セクション、モバイルの場合はサイドバーのメニュー内から、共有したいカレンダーを探してください。
  3. 「設定と共有」にアクセスする
    • デスクトップの場合: カレンダー名の横にある3点アイコンまたは歯車アイコンをクリックし、「設定と共有」を選択します。
    • モバイルの場合: 設定メニューを開き、「カレンダー」を探して、共有したいカレンダーを選択します。
  4. 「共有する相手」までスクロールする
    • (デスクトップの場合)「共有する相手」とラベル付けされた見出しを探します。
    • 「+ ユーザーやグループを追加」をクリックして、共有オプションを表示します。
  5. メールアドレスまたはグループIDを入力する
    • 共有したいユーザーまたは Google グループのメールアドレスを入力してください。
  6. アクセス権限を設定する
    • 各アドレスの横にあるドロップダウンメニューから、以下の権限を選択してください:
      • 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示): 予定の時間枠のみを確認でき、イベントの名称や詳細は表示されません。
      • 予定の表示(すべての予定の詳細): カレンダー内のすべての内容(予定の名称、日時、場所、説明など)を確認できます。
        ※ただし、予定が「非公開」に設定されている場合は詳細は表示されません。
        ※また、「ゲストリストを表示する」権限が有効になっていない場合、ゲストリストは表示されません。
      • 予定の変更: カレンダー内の予定を編集できます。
      • 変更および共有の管理権限: 予定の編集に加え、共有設定の変更も可能となります。
  7. 「送信」をクリックする
    • 「送信」をクリックして、共有を完了します。受信者には、カレンダーへのアクセスに関するメールが届きます。
  8. 共有権限を確認または見直す
    • 共有後、どのユーザーがどの権限でアクセスしているかを確認できます。
      いつでも「設定と共有」に戻り、権限の変更または削除が可能です。
デスクトップで特定のユーザーまたはグループと共有する方法

Googleグループでカレンダーを共有する方法

グループカレンダーを使用すると、チームや組織のイベント、締切、会議の調整がより簡単になります。専用のカレンダーを作成し、共有アクセスを付与することで、グループ全員が同じスケジュールを確認でき、必要に応じて内容を追加できます。以下は、Google カレンダーでの手順です。

  1. Google グループを作成または特定する
    • Google グループ を既にお持ちでない方は、作成してください。
      ※職場・学校用アカウントの場合は管理者の設定にご注意ください。
    • 対象のすべてのメンバーがこのグループに追加されていることを確認します。
  2. Google カレンダーを開いて新しいカレンダーを作成する
    • calendar.google.com にアクセスします。
    • 「他のカレンダー」欄でプラス(+)アイコンをクリックし、「新しいカレンダーを作成」を選択します。
    • 例:「チームカレンダー」など、分かりやすい名前を付け、「カレンダーを作成」をクリックします。
  3. 「設定と共有」にアクセスする
    • 左側のパネルから新規作成したカレンダーを見つけ、右横の3点アイコンをクリックして「設定と共有」を選択します。
  4. グループと共有する
    • 「+ ユーザーやグループを追加」をクリックし、共有したい Google グループのメールアドレスを入力します。
    • 希望する権限レベル(上記の権限設定を参照)を選択します。
  5. 「送信」をクリックして共有を完了する
    • 「送信」をクリックすると、グループの全メンバーに共有の通知メールが送信されます。
  6. 必要に応じて共有設定を管理する
    • いつでも「設定と共有」に戻り、グループメンバーの追加・削除や権限の変更が可能です。

Googleカレンダーを公開する方法

Google カレンダーを公開すると、リンクまたは埋め込みコードを持つ誰でもカレンダーを閲覧できるようになります。これは、組織、イベント、または個人ブログで多くの人にスケジュールを知らせたい場合に便利です。以下はその手順です。

  1. Google カレンダーを開く
    • calendar.google.com にアクセスするか、Google カレンダー アプリを開いてください。
  2. 公開するカレンダーを選択する
    • 「マイカレンダー」内から、公開したいカレンダーを選びます。
  3. 「設定と共有」にアクセスする
    • デスクトップの場合: カレンダー名の横にある3点アイコンまたは歯車アイコンをクリックし、「設定と共有」を選択します。
    • モバイルの場合: アプリの設定を開き、カレンダーを探してその共有設定をタップします。
  4. 「公開する」を有効にする
    • 「予定のアクセス権限」セクションで、「一般公開して誰でも利用できるようにする」にチェックを入れます。
    • ※ 組織内での利用の場合は、「{会社名} で利用できるようにする」を選択してください。
  5. 表示する詳細を選択する
    • 他のユーザーが「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」か「予定の表示(すべての予定の詳細)」のどちらを見れるかを選択します。
      ※「予定の表示(すべての予定の詳細)」を選んだ場合、非公開に設定された予定は詳細が表示されません。
  6. 公開リンクまたは埋め込みコードを取得する(オプション)
    • 「設定と共有」内の「共有可能なリンクを取得」を探します。
    • リンクをコピーして直接共有するか、HTMLコードを利用してウェブサイトにカレンダーを埋め込みます。
Google カレンダーを公開して共有可能なリンクを取得する方法

⚠️ ご注意: 公開されたカレンダーは、適切に設定されていない場合、機密情報が漏洩する可能性があります。

Googleカレンダーの共有権限の種類について

前述の通り、Google カレンダーを共有する際には、各ユーザーまたはグループに対して以下の権限レベルを設定できます。これにより、共有相手がカレンダー上でどの程度の操作や閲覧ができるかが決定されます。

権限表示内容可能な操作使用例重要な注意点
予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)予定がある時間枠のみ(予定の名称や詳細は表示されません)操作不可、閲覧のみ勤務先や、空き状況のみを確認したい場合いつ・どのくらい忙しいかは把握できますが、具体的な内容は分かりません
予定の表示(すべての予定の詳細)予定の名称、日時、場所、説明など、すべての詳細が表示されます閲覧のみ詳細情報が必要なチーム、家族、友人向けただし、予定が「非公開」に設定されている場合は詳細は表示されません
予定の変更「予定の表示(すべての予定の詳細)」と同様予定の追加、編集、削除が可能共有プロジェクトの同僚や、アシスタントによる管理に適しています大きな権限を付与するため、信頼できる相手にのみ設定してください
変更および共有の管理権限上記と同様予定の編集、及び共有設定の変更が可能カレンダーの共同管理者や、管理者向け実質的に所有者に近い権限となるため、慎重に付与してください

失敗しないGoogleカレンダー共有設定のポイント

以下は、共同作業とプライバシーのバランスを維持するための追加ポイントです。

  • イベントを非公開に設定する: たとえ「予定の表示(すべての予定の詳細)」の権限があっても、個別のイベントを「非公開」として設定できます。非公開イベントは、カレンダー上で「予定あり」として表示され、詳細は隠されます。
  • 権限の取り消しまたは変更: いつでもカレンダーの「設定と共有」に戻り、ユーザーの権限レベルを更新、変更、または削除できます。
  • 組織の設定: Google Workspaceをご利用の場合、組織の管理者がカレンダーの共有オプションに制限を設けていることがあります。

なぜGoogleカレンダーを共有?共有すべきケースとメリット

Gmailのアクティブユーザー数は世界中で18億人を超えていることを考えると、Googleのツール群が人々のコミュニケーション、タスク管理、イベントのスケジュール管理において重要な役割を果たしていることは明らかです。

Googleカレンダーを共有することで、共同作業の効率化、生産性の向上、そして全員が最新の情報を共有できる環境を実現できるなどのメリットがあります。

1)チーム・プロジェクトの協力

チームで作業している場合、同僚にカレンダーへのアクセスを許可することで、会議、締切、イベントの空き状況を確認できます。これにより、スケジュール調整のための無駄なやり取りが削減され、効率的な時間管理が促進されます。

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2)家庭・家族の調整

子どもの活動、予定、用事の管理は複雑になりがちです。家族カレンダーを共有することで、各家族メンバーが今後のイベントや義務を常に把握できます。

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3)顧客とのスケジュール調整と透明性

フリーランサー、コンサルタント、またはサービス提供者は、クライアントとカレンダーを共有することで、リアルタイムの空き状況を提示し、多数の予約メールのやり取りを削減できます。クライアントは、空いている時間を迅速に把握し、効率的にミーティングのリクエストを行うことが可能です。

4)複数拠点のチームとリモートワーク

分散型の職場環境では、カレンダーを共有することで、異なるタイムゾーン間でのスケジュール調整が容易になります。同僚は、オンライン・オフラインの状況を確認でき、各自の勤務時間に合わせたミーティング設定が可能です。

5)イベントの企画・調整

結婚式、資金調達、会議などの大規模イベントでは、主催者、ボランティア、または業者とカレンダーを共有することで、タスクや締切がすべての関係者に明確に伝わります。

6)タスクの委任

管理サポートに依存している場合やアシスタントがいる場合、カレンダーを共有することで、会議の予約、イベントの追加、必要に応じた再スケジュールなどを代理で管理することが可能となります。

Googleカレンダーをさらに効率的に使う秘密、知っていますか?

Googleカレンダーは共有していても、他アプリには相変わらず予定をコピペで移していませんか?

Googleカレンダーを他のツールと自動同期することで、生産性を向上し、ワークフローを最適化することができます!

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Googleカレンダーでこんな課題、ありませんか?

❌ よくある悩み

  • 会議招待や日程変更をNotionにも書き直していて二重管理になっている
  • チームはGoogleカレンダーを見ているのに、タスクはNotionやTodoistに散らばっている
  • 期日や担当の更新が各ツールに反映されず、抜け漏れが出る
  • Gmailのスレッドや連絡先を予定に紐づけたいのに、毎回コピペで時間を失う

✅ 2syncなら、Googleカレンダーがそのまま最強のハブに

  • Googleカレンダー ⇄ Notion:予定の日時、タイトル、場所、参加者、説明、ステータスなどを双方向同期。カレンダーで直した変更がNotionに、Notionで直した変更がカレンダーに即反映
  • Googleカレンダー中心の運用を維持:チームは引き続きGoogleカレンダーを見ればOK。裏側でNotionデータベースと常時一致
  • タスクと期日の分断を解消:NotionとGoogleカレンダーを双方向同期して、カレンダーの予定とタスクが一つの流れに
  • ToDoリスト・Gmail・連絡先も同期可能:Google ToDoリスト・GoogleコンタクトもNotionと自動同期可能。メールはNotionに自動保存。予定・メール・会議の文脈・相手情報が自動で揃う

二重管理ゼロ、どこで更新しても全体がそろう。運用はそのまま、面倒だけが消える。

グーグルカレンダー共有方法に関するよくある質問

受信者は、共有されたカレンダーを閲覧または編集するためにGoogleアカウントが必要ですか?

カレンダーをリンクで公開した場合、Googleアカウントなしで閲覧できます。ただし、編集やイベントの追加には、通常Googleアカウントと適切な権限(例:「予定の変更」)が必要です。

Googleカレンダーを共有する際、機密情報を隠すにはどうすればよいですか?

各イベントを「プライベート」に設定することで、カレンダー閲覧者には「予定あり」ブロックのみが表示され、イベントの名称や詳細は表示されません。

受信者が招待メールを受け取らない場合はどうすればよいですか?

受信者に迷惑メールフォルダの確認、正しいメールアドレスの使用、または再送を依頼してください。公開リンクやカレンダーIDを直接共有することも可能です。

カレンダーを共有した後、誰かのアクセスを削除または変更するにはどうすればよいですか?

該当するカレンダーの「設定と共有」に移動し、「特定のユーザーまたはグループと共有する」セクションで対象のユーザーまたはグループを見つけ、ドロップダウンメニューから権限を変更するか、アクセスを削除してください。

外部アプリで使用するiCalリンクはどこで確認できますか?

「設定と共有」で「カレンダーの統合」までスクロールすると、拡張子が .ics のiCal URLが表示されます。このリンクをコピーして、Apple CalendarやOutlookなどの外部カレンダーアプリに貼り付けてください。

編集権限を持つユーザーがイベントを削除した場合、イベントを復元することはできますか?

はい。Google カレンダーの「ゴミ箱」を確認してください。削除されたイベントは一定期間保存され、必要に応じて復元できます。

Google Workspace内でカレンダーを公開できないのはなぜですか?

組織の管理者がカレンダー共有オプションを制限している場合があります。一部のドメインでは、内部共有のみが許可されているか、セキュリティやプライバシー上の理由から公開が認められていません。

1つのアカウントで複数のカレンダーを管理することは可能ですか?

もちろんです。個人用、業務用、プロジェクト用など、目的に応じた複数のカレンダーを作成し、整理しやすいように異なる名前や色を設定できます。

カレンダー全体ではなく、特定のイベントのみを共有することは可能ですか?

はい。イベントにゲストを追加することで、特定のイベントのみを共有できます。対象のイベントを開き、「ゲストを追加」をクリックし、メールアドレスを入力して招待状を送信してください。

誰が共有されたカレンダーを閲覧したかを追跡することはできますか?

Google カレンダーには、誰がカレンダーを閲覧したかを追跡する機能はありません。共有設定でアクセス権を持つユーザーは確認できますが、閲覧状況の追跡はできません。