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Notionオフラインの使い方:設定・制限・できない時の対処法

Notionオフラインの使い方を解説。「オフラインで利用可能」の設定手順、使える機能と使えない機能、ページが開けない場合の対処法まで。無料プランでも利用できます。

濃紺のグラデーション背景に置かれたNotionのロゴと、赤い「OFFLINE」のステッカー
執筆者
Simo Elalj
更新日
2026年8月7日

Notionは2025年からオフラインに対応しており、無料プランを含むすべてのプランで利用できます。つまずくのは設定そのものではありません。機内で開こうとしたサブページが、そもそもダウンロードされていなかった、という場面です。

まず結論から

インターネットに接続している間に、Notionのデスクトップアプリまたはモバイルアプリで対象のページを開き、右上の•••メニューから「オフラインで利用可能」をオンにします。そのページが端末にダウンロードされ、接続がなくても通常どおり編集できます。再接続すると、変更内容は自動的にクラウドへ反映されます。注意点は2つあります。Webブラウザではオフラインモードを利用できないこと、そして親ページを設定してもサブページは一緒にダウンロードされないことです。

本記事では、設定手順、接続がない状態でも動く機能と止まる機能、無料プランと有料プランの違い、そしてオフラインで開けないページの対処法までを順に解説します。

Notionオフラインモードの設定方法

オフラインで使いたいページごとに、そして使う端末ごとに「オフラインで利用可能」をオンにします。 Notionはワークスペース全体をダウンロードするわけではありません。保存するページは利用者が選び、オフラインのライブラリは端末単位で管理されます。

  1. Notionアプリ(デスクトップまたはモバイル)を開き、インターネットに接続している状態で対象のページに移動します。
  2. 右上の•••メニュー(三点メニュー)をタップします。
  3. 「オフラインで利用可能」をオンにします。 進捗バーがダウンロードの状況を示します。
  4. ダウンロードが完了するまで待ちます。 画像を多く含む大きなページほど時間がかかります。
  5. サブページも1ページずつ設定します。 サブページは自動ではダウンロードされないため、1つずつ開いて設定してください。

オフラインで使う予定のすべての端末で、同じ操作を繰り返してください。ノートPCで設定したページが、スマートフォンでもそのまま開けるようになるわけではありません。

Notionモバイルアプリのアクションメニューでオンになった「Available offline」(オフラインで利用可能)

「オフラインで利用可能」に設定したページは、接続を切ってもサイドバーや検索から開けます。

Notionオフラインモードの仕組み

Notionは、指定したページの完全なローカルコピーを端末に保存し、再接続時にサーバー側と突き合わせます。 読み取り専用のキャッシュではありません。

Notionのエンジニアリングチームは2025年12月にその構造を公開しました。アプリが以前から持っていたSQLiteのキャッシュを作り直し、「オフラインページの表示に必要なデータをすべて保存する」永続ストレージ層へ置き換えた、と説明しています。

ページをオフライン対象にすると、そのページはNotionのCRDT(Conflict-free Replicated Data Type)データモデルへ移行します。Google ドキュメントなどの同時編集を支えているのと同じ考え方で、複数人の編集を上書きではなくマージするための土台です。

再接続のたびにワークスペース全体をダウンロードし直すことはありません。オフラインページごとにlastDownloadedTimestampが記録されており、クライアントはこれをサーバー側のlastUpdatedTimeと比較して、離れている間に更新されたページだけを取得します。長期間オフラインだった後でも復帰時の待ち時間が短く済むのは、この差分方式によるものです。

ネイティブのオフラインモードは、2025年8月のNotion 2.53で登場しました(リリースノート)。ObsidianやEvernoteのようなオフラインファーストのアプリとは違い、Notionはページ単位で利用者が明示的に指定する方式を採っています。

無料プランを含むすべてのユーザーが、デスクトップアプリ(Windows、macOS)とモバイルアプリ(iOS、Android)でオフラインモードを利用できます。Webブラウザは対象外です(Notionヘルプセンター)。

有料プランの自動ダウンロードはどう動く?

プラス・ビジネス・エンタープライズの各プランでは、最近アクセスしたページとお気に入りのページをNotionがバックグラウンドで自動ダウンロードします。「設定」→「オフライン」から「自動ダウンロード」をオンにしてください。無料プランの場合は、ページを1つずつ手動でダウンロードする必要があります。

Notionオフラインでできること・できないこと

基本的な編集は動きます。サーバーを必要とする機能は止まります。 主な機能の対応状況は以下のとおりです。

機能オフライン対応備考
保存済みページの閲覧・編集はい「オフラインで利用可能」をオンにしたページのみ
新規ページの作成はい再接続時にクラウドへ同期
テキスト・見出し・チェックリスト・トグルはい標準ブロックは通常どおり動作
データベースの行(最初のビュー)一部対応最初のビューの先頭50行のみダウンロード(出典)。それ以降の行にはインターネット接続が必要
検索はいオフラインページが上位に表示され、開けないページはグレー表示
画像・ファイル(キャッシュ済み)閲覧のみオフライン中は新規ファイルをアップロードできない
Notion AI不可AIブロックはサーバー接続が必要
ライブ埋め込み(YouTube、Maps、SNSの投稿など)不可再接続までプレースホルダーを表示
リレーション・ロールアップ・数式一部対応ダウンロード済みの値は表示される。未ダウンロードの行を参照する箇所は、再接続まで空欄のまま
ボタン・オートメーション不可サーバー側での実行が必要
共有・権限設定・招待不可サーバー接続が必要
フォーム不可送信の受け付けにサーバーが必要
Webブラウザ不可オフラインモードはアプリ専用

Notionが明示的に挙げている非対応機能は、他のアプリからの埋め込み、AIブロック、フォーム、ボタン、そしてページの共有と権限の編集です(Notionヘルプセンター)。

50行を超えるデータベース、データベースをまたぐリレーション、繰り返しタスクの自動化、サーバー側で動くNotionの外部連携やAPIワークフローに業務が乗っている場合は、これらの制約を前提にオフラインの時間割を組んでください。テキスト中心のページやメモ、ドキュメントであれば、特別な準備なしでそのまま使えます。

リマインダーや繰り返しタスクはどうなる?

ページがキャッシュされていれば、リマインダーの表示自体は残ります。ただし、オフライン中に新しい通知が届くことはありません。繰り返しタスクのオートメーションも、トリガーを引くには接続が必要です。時間どおりの通知が業務に組み込まれている場合は、Notionのデータベースを通知に強いカレンダーアプリと連携させておく方法が現実的です。

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オフラインでページが開けないときの原因と対処法

ほとんどの場合、そのページが目の前の端末にダウンロードされていないことが原因です。 オフラインアクセスはページ単位・端末単位の設定なので、ノートPCでは問題なく開けるページがスマートフォンには入っていない、ということが普通に起こります。上から順に確認してください。

  1. Webブラウザで開いている。 オフラインモードはWebブラウザでは利用できません(Notionヘルプセンター)。デスクトップアプリかモバイルアプリで開き直してください。
  2. オンライン中に一度も開いていない。 Notionが保存できるのは、すでに取得済みのデータだけです。接続を回復してページを開き、進捗バーが最後まで進むのを待ってから切断してください。
  3. 親ページだけを設定したサブページである。 Notionのヘルプは「ダウンロードしたページのサブページは、オフラインで使用するために自動的にダウンロードされることはありません」と明記しています。
  4. 別の端末で設定した。 ダウンロードは端末をまたぎません。Notionのヘルプも、個別にダウンロードしたページはデバイスレベルでのみ使用できると説明しています。いま手元にある端末で、あらためて「オフラインで利用可能」をオンにしてください。
  5. 51行目以降のデータベース行を探している。 ダウンロードされるのは最初のビューの先頭50行だけです。必要な行だけを絞り込んだフィルター付きビューを作り、それを先頭のビューに移動してください。同じ工夫で、Notionのプロジェクト管理ボードも機内で使える状態に保てます。

オフラインで編集した内容が同期されない

編集内容はローカルに保存され、端末がネットワークにつながった時点で自動的に送信されます。同期されないときは、アプリがまだ本当にオンラインになっていない場合がほとんどです。「設定」→「オフライン」を開いてページがオフラインライブラリに残っていることを確認し、接続がある状態でNotionをしばらく開いたままにしてからアプリを閉じてください。

モバイルで見落としやすいのが回線の条件です。Notionのオフラインガイドによると、スマートフォンの同期はWi-Fi経由でのみ行われ、モバイルデータ通信では実行されません(Notionヘルプセンター)。機内から降りてモバイル回線に戻っただけでは、編集内容はまだクラウドに届いていません。

Notionがそもそも接続できない場合は、公式のトラブルシューティングがファイアウォール、VPN、プライバシー保護ソフトによる遮断を原因として挙げており、DNSを1.1.1.18.8.8.8などのパブリックDNSに変更する方法を案内しています(Notionヘルプセンター)。

無料プランと有料プランのオフライン機能の違い

機能無料プランプラス/ビジネス/エンタープライズ
ページごとの手動オフライン設定はいはい
自動ダウンロード(最近使ったページ・お気に入り)不可はい
オフラインでの編集・新規作成はいはい
オフラインで扱えるデータベース行50行(最初のビュー)50行(最初のビュー)
「設定」→「オフライン」の管理画面はいはい

データベースの50行制限は、すべてのプランに共通です。有料プランの実質的な差は自動ダウンロードだけで、接続が突然切れたときに慌てる場面が減る、という違いです。

オフラインページの管理方法

ダウンロード済みのページは、1か所にまとめて確認できます。

  • デスクトップ: 画面左上のワークスペース名をクリック →「設定」→「オフライン」
  • モバイル: ワークスペース名をタップ →「設定」→「オフライン」

この画面でできる操作は次のとおりです。

  • オフラインページの一覧と絞り込み: 手動でダウンロードしたページと、Notionが自動でダウンロードしたページを切り替えて確認できます
  • ページの削除: 不要になったページをオフラインライブラリから外し、端末のストレージを空けられます
  • 自動ダウンロードの切り替え: 有料プランのみ
  • オフラインモード全体の無効化: グローバルトグルをオフにすると、ローカルコピーがすべて削除され、クラウドのみの運用に戻ります

競合の解決とデータの安全性

Notionはバックアップツールではありません。 オフラインモードは、あくまでクラウド側のデータを映したものです。オフライン中に誰かがクラウドでページを削除すれば、再接続時にその削除が同期されます。ローカルコピーがクラウド側の変更から中身を守ってくれるわけではありません。

同じページを2人が同時に編集するとどうなる?

NotionはCRDTによって、テキストの編集を自動的にマージします。あなたが段落Aをオフラインで編集し、同僚が段落Bをオンラインで編集した場合、両方の変更はきれいに統合されます。

一方、テキスト以外の編集は競合しえます。プロパティの変更、データベース行の削除、ブロックの並べ替えなどが該当します。Notionの公式ドキュメントも「テキスト以外の編集に関連する競合には依然としてリスクがある」と注意を促しています(出典)。

競合を避けるための運用

  • オフラインになる時間帯をチームで共有する。 長時間のフライトなどで接続が切れる場合は、どのページを編集する予定かをあらかじめ伝えておきます
  • オフライン中はテキストの編集にとどめる。 データベースの構造変更、プロパティの更新、ブロックの移動は、オンラインに戻ってから行います
  • こまめに接続を回復する。 オフラインの期間が長いほど、双方の編集が食い違う確率は上がります。同じページを複数人で触っている状況では、数日以上オフラインのままにするのは避けてください
  • 再接続後に同期状態を確認する。 上部バーの同期インジケーターを見て、競合が起きていないかをその場で確認します

Notionをオフラインで使いこなすコツ

  • オフライン用のハブページを用意する。 オフラインで必要になるページへのリンクを1枚にまとめておき、接続がある間にそのページと配下のページをまとめて設定します。何十ページも個別にたどる手間がなくなります。
  • 1つのビューは50行以内に収める。 メインのデータベースが数百行ある場合は、必要な行だけを絞ったビュー(今週のタスク、進行中のプロジェクトなど)を作り、それを先頭のビューにしてください。ダウンロードされるのは、先頭ビューの50行だけです。
  • モバイルアプリはメモの受け皿として使う。 オフラインでも新規ページの作成とメモの入力はできます。Wi-Fiに戻った時点で自動同期されます。ただし、そのページに設定したリマインダーは、端末が再接続するまで鳴りません。
  • 出発前に機内モードで試す。 機内モードをオンにして、重要なページが本当に開けるかを確認します。設定し忘れたサブページはグレー表示になり、開けません。
  • 数日単位でオフラインが続くならCraftも選択肢に入ります。 何日もインターネットのない環境で作業するなら、ページごとの設定が不要で、すべてのプラットフォームがフルオフラインに対応しているCraftは扱いやすい選択肢です。たまにオフラインになる程度であれば、Notionの方式で十分に間に合います。

まとめ

Notionのオフラインモードは、基本的な用途をきちんと押さえています。必要なページを設定しておけば、接続がなくても編集と新規作成ができ、戻ったタイミングでまとめて同期されます。制約は実在します。1ビューあたり50行、Notion AI・オートメーション・埋め込みは非対応、そしてWebブラウザでは一切動きません。それでも、メモや執筆、軽いデータベース操作であれば十分に実用的です。

フライトが実りある時間になるかどうかを分けるのは、事前の準備です。搭乗口ではなく前夜のうちにページを設定しておくこと、そしてサブページと2台目以降の端末はそれぞれ個別の設定が必要だということを覚えておいてください。旅程用にワークスペースを新しく組むなら、無料のNotionテンプレートから始めて、実際に使うページだけを設定するのが早道です。

Notionをメインのワークスペースにしているなら、残る隙間はオフラインで進めた作業と、日々の業務を回すツールとの間にあります。2syncはNotionのデータベースをカレンダーやタスク管理アプリと双方向で同期するため、上空3万フィートで書き留めたタスクが、着陸後まもなくスケジュールに並びます。設定手順は次の記事にまとめています。

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よくある質問

Notionはオフラインで使えますか?

はい。デスクトップアプリ(Windows、macOS)とモバイルアプリ(iOS、Android)がネイティブのオフラインモードに対応しています。任意のページで「オフラインで利用可能」をオンにするとダウンロードされます。Webブラウザは対象外です。

Notionのページがオフラインで開けないのはなぜですか?

そのページが、いま使っている端末にダウンロードされていないためです。オフラインアクセスはページ単位・端末単位の設定で、サブページは親ページと一緒にはダウンロードされません。接続を回復してデスクトップアプリかモバイルアプリでページを開き、「オフラインで利用可能」をオンにして進捗バーが終わるまで待ってください。Webブラウザではオフラインモード自体が動きません。

オフラインページは端末のどこに保存されますか?

端末内のSQLiteストアです。Notionのエンジニアリングチームは、アプリのSQLiteキャッシュを、オフラインページの表示に必要なデータをすべて保持する永続ストレージ層へ作り替えたと説明しています。「設定」→「オフライン」からページを削除すると、このローカルコピーも消えます。

スマートフォンでもNotionをオフラインで使えますか?

はい。iOSとAndroidのモバイルアプリがオフラインモードに対応しています。必要なページごとに「オフラインで利用可能」をオンにしてください。有料プランでは最近アクセスしたページとお気に入りのページが自動でダウンロードされるため、手動の設定なしでもすぐに開けます。

Notionのオフラインモードは無料プランでも使えますか?

はい。無料プランを含むすべてのプランで利用できます。違いは自動ダウンロードの有無で、プラス・ビジネス・エンタープライズの各プランでは最近アクセスしたページとお気に入りのページが自動的に保存されます。無料プランでは、ページを1つずつ手動で設定します。

Notionのオフラインではデータベースの何行まで使えますか?

最初のビューの先頭50行がオフライン用にダウンロードされます。51行目以降の行、他のビュー、リンクドデータベースにはインターネット接続が必要です。この制限はすべてのプランに共通です。

同じページを2人がオフラインで編集するとどうなりますか?

NotionはCRDTでテキストの編集を自動的にマージします。別々の段落を編集していれば、変更はきれいに統合されます。プロパティの変更、ブロックの移動、行の削除といったテキスト以外の編集は競合しえます。Notionも、テキスト以外の編集に関連する競合には依然としてリスクが残ると注意を促しています。

オフライン中に新しいページを作成できますか?

はい。オフラインでも新規ページの作成、テキストやチェックリスト、標準ブロックの追加ができます。作成したページは再接続時にクラウドへ同期されます。画像やファイルのアップロードは、オンラインに戻るまでできません。

オフラインで作業した内容はどうやって同期されますか?

再接続すると、Notionが自動的にクラウドへ反映します。手動の操作は不要です。モバイルの同期はWi-Fi経由でのみ行われる点にご注意ください。Notionの変更をGoogle カレンダーやTodoistなどの外部ツールにも届けたい場合は、2syncのような同期サービスがNotionデータベースの更新を各アプリへ自動的に送ります。

Notionのオフラインモードを解除するには?

「設定」→「オフライン」を開きます。個別のページをオフラインライブラリから外すことも、グローバルトグルでオフラインモード全体を無効にすることもできます。無効にすると、端末上のローカルコピーはすべて削除されます。

著者について

Simo Elalj
Simo Elalj

2syncの創業者。INSA Lyon出身のソフトウェアエンジニア。Notionをカレンダー、タスク、連絡先と接続する同期ツールを開発。以前はリファービッシュ家電の価格比較プラットフォームRefurbMeを設立。


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