NotionとObsidianは、メモを取るために2つの異なるアプローチを提供しています。
- Notionはコラボレーション可能なオールインワンのワークスペース
- Obsidianはプライバシーに焦点を当てた個人的な知識ベース
シームレスなチームコラボレーションが必要なのか、それともメモを完全に管理したいのか、それによってどちらのツールを利用するべきかが決まります。
本記事はこの2つのツールを徹底比較し、あなたのワークフローに適したツールを選ぶのに役立ちます!
💡この記事を読んでわかること
☑️ NotionとObsidianの違いや機能性の徹底解説
☑️ どちらのツールを選ぶべきか
☑️ Notion Obsidian 移行ガイド
目次
NotionとObsidianの比較(比較表)
特徴 | Notion | Obsidian |
---|---|---|
主要用途 | メモ、データベース、プロジェクト管理、コラボレーションのためのオールインワン・ワークスペース | プライバシーとオフライン・アクセスを重視したパーソナル・ナレッジ・マネジメント |
ユーザーインターフェース | 直感的で高度にカスタマイズ可能なブロック・ベースの構造 | ミニマリスト、Markdown編集とノート接続に重点を置く |
コラボレーション | リアルタイム編集、コメント、メンション、共有ワークスペースによる強力なコラボレーション | サードパーティのプラグインまたはObsidian Publishが必要 |
プラットフォーム | ウェブ、Windows、macOS、iOS、Android | Windows、macOS、Linux、iOS、Android |
オフラインアクセス | オフライン機能あり(2025年8月より) | 強力なオフライン機能:デフォルトですべてのデータがローカルに保存される |
リアルタイム・コラボレーション | 複数のユーザーとのリアルタイムのコラボレーションをサポート | ネイティブのリアルタイム・コラボレーション機能はなし |
ナレッジグラフ | ネイティブのナレッジグラフ機能はなし | 注釈のつながりをダイナミックなグラフ表示で視覚的に表現 |
バックリンク | ノートをつなぐバックリンクをサポート | 強力なバックリンクと双方向リンクを備えたコア機能 |
デバイス間で同期する | インターネットに接続しているデバイス間で同期可能 | クロスデバイス同期にはObsidian Syncアドオンが必要 |
APIサポート | 統合のためのパブリックAPIを提供 | カスタマイズのためのコミュニティ・プラグインとAPIをサポート |
テンプレート・サポート | 様々なユースケースに対応する豊富なテンプレートを用意 | ネイティブテンプレートのサポートは限定的だが、コミュニティ・プラグインで機能を拡張可能 |
マークダウン対応 | Markdownフォーマットをサポート | 主にメモ用にMarkdownを使用 |
ファイルのインポートオプション | 複数のファイル形式と他のアプリとの統合をサポート | 主にMarkdownファイル(.md)をサポート:他のフォーマットにはプラグインが必要な場合あり |
ノートをウェブサイトとして公開する | ウェブにページを公開可能 | 可能だがObsidian Publish(有料アドオン)を使用 |
AIアシスタント | 生産性向上のためのアドオンとしてNotion AIが利用可能 | ネイティブのAIアシスタント機能はなし |
統合とプラグイン | Figma、Trello、GitHub、Slack、Zoomなど117以上のツールと統合可能 | カスタマイズ用に2,000以上のコミュニティ・プラグインを提供 |
セキュリティ | データは転送中および静止時に暗号化され、2段階認証を提供 | ノートはローカルに保存され、クラウドに保存される場合はAES-256で暗号化 |
エクスポートオプション | エクスポート機能が制限されており、Markdownエクスポートでは、フォーマットや構造が失われる可能性あり | シームレスなエクスポート可能で、ノートはリンクと構造を保持したまま、Markdownファイルとして保存 |
価格 | – 無料プラン – プラス: $12/ユーザー/月 – ビジネス: $18/ユーザー/月 – エンタープライズカスタム価格 – Notion AI:10ドル/ユーザー/月(アドオン) | – 個人使用は無料 – 商用: $50/ユーザー/年 – Obsidian Sync: 単一データ保管庫は月額5ドル、複数データ保管庫は月額10ドル – Obsidian Publish: $10/サイト/月 |
*情報は全て2025年9月時点のもの
Notionを選ぶ理由(メリット)

- オールインワンのワークスペース:ノート作成、プロジェクト管理、データベース機能
- ユーザーフレンドリーなインターフェース
- 幅広いテンプレートで高度にカスタマイズ可能
- リアルタイム編集による高度なコラボレーション機能
- 統合されたAIアシスト
- Slack、Google Drive、Asanaなど、複数のAPIと統合する。
👉Notionでできることについてはこちら:Notionできること完全ガイド|便利な使い方と活用法で作業効率を劇的改善
💡Notionだけで完結しない、という悩みはありませんか?
カレンダーやタスク管理、外部ツールとの行き来に時間を奪われがち。2syncならNotionをGoogleカレンダーやTodoistと自動連携。ワークスペースが真の司令塔に変わります。
Obsidianを選ぶ理由(メリット)

- プライバシーを強化するローカル・データ・ストレージ
- 音符間の関係を視覚的に表現するナレッジグラフ機能
- 豊富なプラグインオプション
- カスタマイズ可能なインターフェイス+カスタムCSS
- 気が散らないミニマルなデザイン
- 優れたオフライン機能
ユーザー・エクスペリエンス比較
Notionのユーザーエクスペリエンス

Notionはデザイン性とカスタマイズ性に優れている
Notionは一見複雑そうに見えますが、ユーザーフレンドリーなインターフェイスで、ほとんどすべてをカスタマイズできる優れものです。
視覚的に魅力的なデザインは、クリーンで直感的なため、あらゆる技術レベルのユーザーがアクセスできます。Notionのプラットフォームは、洗練されたワークスペースを提供することに優れており、ブロックをベースとした構造により、コンテンツの作成と構成が簡素化されています。
Notionの柔軟性と機能の幅広さに圧倒されてしまう人も
しかしNotionが提供する柔軟性と機能の幅広さは、時にはデメリットにもなります。新規ユーザーにとって、豊富なオプションは、様々な機能性をナビゲートする際に、習得の難しさにつながることもあるでしょう。
また、広範囲に使用するとUIが乱雑になり、全体的なユーザーエクスペリエンスに影響を与える可能性があると指摘するユーザーもいます。
「ページとデータベースのセットアップには、さまざまな要素がどのように連動するかを理解する必要があり、習得には時間がかかる。
– Nora
✏️このような課題はあるものの、Notionの強みである多機能性とコラボレーションは、仕事と個人のプロジェクトを管理する包括的なツールを求める人々にとって、魅力的な選択肢となっています。
Obsidianのユーザーエクスペリエンス

Obsidianはミニマルで効率性を優先し合理性を追求
対照的に、Obsidianはユーザーエクスペリエンスにおいてシンプルさと効率性を優先しています。
このアプリはクリーンですっきりとしたインターフェイスでデザインされており、メモ書きや知識管理に気を散らすことのない環境を提供しています。
ユーザー体験は、双方向リンクシステム、ナレッジグラフ、キャンバス機能が中心となっています。ノートの整理とナビゲーションを強化し、ユーザーがつながりを視覚化し、包括的な知識ネットワークを構築することを可能にします。
「Obsidianを主に思考と創造性のツールとして使っているが、グラフを使うことで、関係ないメモや考えの隣にあるメモや考えを見ることができる。
✏️Obsidianのミニマルなアプローチは、複雑なプラットフォームのような煩わしさのない合理的な体験を好むユーザーには特に魅力的です。
NotionもObsidianもオフライン利用が可能
Obsidianはローカルベースであるため、Notionよりも強力なオフライン機能を備えています。
2025年8月からNotionはオフラインモードを公式リリースしたので、こちらでもオフラインで操作できるようになりました。
👉Notionオフラインに関してはこちら:【2025年8月最新版】Notionオフライン完全ガイド|設定・使い方
ノートテイク比較
Notionでのノートテイク

Notionはテンプレートが豊富
Notionのノートテイクに対するアプローチは非常に汎用性が高く、開発者とユーザーによって作成された多様なテンプレートを使って、さまざまなフォーマットやスタイルが可能です。
👉もっと詳しく:ベスト30の無料ノートテンプレート
個々のノートとして機能するページを作成し、データベース、フォルダ、タグ、その他多くのプロパティを使って階層構造に整理することができます。
Notionはブロックベースシステムを採用しておりマルチメディアもサポート
このプラットフォームは、ブロックベースのシステムを採用しており、テキスト、画像、埋め込みファイルなど、各コンテンツはブロックとして扱われます。
さらに、Notionのリッチテキストエディタは、画像、ビデオ、ウェブへの埋め込みなど、さまざまなマルチメディア要素をサポートしており、ノートテイク体験を視覚的に魅力的なものにしているという特徴もあります。
また、500以上の埋め込み可能なサービスからコンテンツを保存することもできる。
Obsidianでのノートテイク

Obsidianは視覚的要素よりも文章や構成を重視
Obsidianは、メモを取るためのプレーンテキストのMarkdownファイルに焦点を当てた、異なるアプローチを取っています。これは、ストレートなテキスト中心の体験を好む人には魅力的なポイントです。
Markdownは軽量なマークアップ言語で、テキストを簡単にフォーマットできるため、視覚的要素よりも文章や構成を優先するユーザーに適しているでしょう。
Obsidianのノートテイクの主な特徴は、ノートのリンクに重点を置いていることです。ノート間の双方向リンクを作成することで、相互に結びついたアイデアのネットワークを形成し、ナレッジグラフで視覚的に表現することができます。
Obsidianのノート間の双方向リンクでノートを超えた知識ベース構築
この機能は、ノートそのものと同じくらいノート間の関係が重要なウィキ、研究プロジェクト、個人的な知識ベースを構築する際に特に役立ちます。
Obsidianのユーザー・インターフェースはNotionに比べてミニマルですが、集中した執筆作業に理想的な、気が散らない環境を提供しています。
このプラットフォームの広範なプラグインシステムは、カスタムテーマ、拡張エディター、追加整理ツールなどの機能を追加することで、ノート作成体験をさらに向上させることができます。
整理・表示オプション比較
Notionの整理・表示オプション

ノートを取ることは大切ですが、それを整理することはさらに重要です。
Notionは多様な表示オプションで情報整理に最適
Notionは、以下のような表示オプションを使用しています:
- リスト
- カレンダー
- ボード
- ギャラリー
これらのビューはそれぞれ、特定のデータベースの情報に基づいており、それを検索することで、メモや情報を思い通りに表示することができます。
細部に至るまでカスタマイズが可能なので、フィルターを使って特定のデータだけを表示することも可能です。実際、同じデータベースに異なるビューを設定して活用できるのは、Notionの大きな強みのひとつです。
さらに、ノートはリンクさせることができ、異なるセクションにある場合は自動的に情報を更新するよう同期させることもできるため、時間の節約にもなります。
Obsidianの整理・表示オプション

Obsidianはローカル・ストレージ・モデルで運用され、メモをデバイスに安全に保管することができます。これはNotionのクラウドベースのシステムとの大きな違いです。
Obsidianはノートを相互接続することで視覚的に整理できる
ナレッジグラフは、双方向リンクによってノートを相互接続することができます。
この機能は、さまざまなメモを中心的なアイデアに結びつけ、視覚的に整理しておくのに役立ちます。
さらに、Obsidianには今日のメモを追加するクイックボタンが搭載されており、素早く注釈を付けたいときに便利です。
チームコラボレーション比較
Notionでのコラボレーション

チームワークに優れたNotion
Notionは、コラボレーションとノート共有機能に優れており、チームベースのプロジェクトや、共同作業やダイナミックな職場環境に最適です。
Notionでは複数ユーザーが共同で編集でき簡単に共有できる
このプラットフォームはリアルタイムの編集とコメントを可能にし、複数のユーザーが同時に同じ文書に取り組むことも可能です。
Notionの強みは、役割や権限の異なるチームメンバーが共同で文書を編集、コメント、閲覧できる共有ワークスペースを提供できる点にもあります。
自分のワークスペースへのリンクを他の人と簡単に共有することができ、共同作業としての側面が強化されるのもポイントです。
Obsidianでのコラボレーション

Obsidianはチームコラボレーションにはあまり向かない
対照的に、Obsidianのコラボレーション機能は、Notionに比べると限定的です。
Obsidianはネイティブのリアルタイムコラボレーション機能を提供していません。ですが、Obsidian Publishを通じてノートを他のユーザーと共有することは可能です。
ユーザーがテキストまたはPDF形式でMarkdownファイルを共有することが可能ですが、コラボレーション機能はまずまずといったところです。
ユーザーは自分のObsidian保管庫の公開URLを共有することができますが、これはリアルタイムでの共同編集というよりは、より多くの人にメモを公開するのに適しています。
バージョン履歴と元に戻す機能の比較
Notionのバージョン履歴と元に戻す機能
Notionは10分ごとにページ全体のスナップショットを自動で撮影し、入力終了から2分後にも最後のスナップショットを保存します。保存期間は無料プランでで 7日間、Plusプランで 30日間、Businessプランで90日間、Enterpriseプランでは無制限となっています。
各スナップショットでは「誰がどこを編集したか」を確認でき、ワンクリックで復元可能です。タイプミスなら Ctrl/⌘ + Z で即座に取り消せますが、ページを移動すると履歴がリセットされる点には注意してください。
詳しくは Notionで元に戻す方法まとめをご覧ください。
Obsidianのバージョン履歴と元に戻す機能
Obsidianは仕組みが異なります。無料のコアプラグイン「File Recovery 」が各ファイルのスナップショットを5分ごとに保存し、デフォルトで7日間保持します。保存間隔も保持期間も最短1分から最長90分まで自由に変更できます。
さらに、有料のObsidian Syncを使うと暗号化されたクラウド履歴が追加されます。(Standard で1か月、Plusで12か月)。ノートはプレーンなMarkdown形式なので、コミュニティ製のGitプラグインを組み合わせれば、無制限の履歴と行単位の差分も確認できます。
人工知能(AIサポート)比較
NotionのAI
NotionはNotion AIを取り入れていますが、ObsidianはまだネイティブのAI搭載機能を導入していません。
Notion AIはNotionを簡単に使うために組み込まれたツール
Notion AIは、ユーザーがコンテンツを生成し、ノートを要約し、文章を改善し、タスクを自動化するために設計された組み込みツールです。
主な機能は以下の通り:
- コンテンツ作成:プロンプトに基づいて、ブログ記事、Eメール、レポートを即座に作成。
- テキストの要約:長い文書や会議のメモを、重要なポイントに素早く要約。
- 文法とスタイルの改善:より明瞭で読みやすくするためのAIによる提案。
- タスクの自動化:ToDoリスト、ミーティングのアジェンダ、構造化されたワークフローを生成。
Notion AIは、コンテンツの作成や整理に費やす時間を削減することで生産性を大幅に向上させ、日々大量の情報を扱うユーザーにとって価値あるツールとなっています。
“NotionのAI要約機は人間の脳の代わりにはならないが、仕事を早く終わらせる手助けには間違いなくなる”
– ノッタ

👉詳細はこちら:Notion AI vs ChatGPT
ObsidianのAI
Notionとは異なり、ObsidianにはネイティブなAI機能はありません。
しかし、Obsidianコミュニティは、OpenAIのGPTモデルのような外部サービスと統合するAI搭載プラグインを開発しました。
これらのプラグインによって、ユーザーは以下のことが可能です:
- AIが生成する要約と提案で、メモを取るワークフローを自動化。
- テキスト展開と知識検索にAIを利用。
- リンクされたノートからの情報検索方法を改善することで、検索機能を強化。
Obsidianはローカルファーストのストレージとプライバシーを優先しているため、ユーザーは外部ツールを通じてAI機能を利用する必要があります。

セキュリティとプライバシー比較
アメリカの成人1,029人を対象とした調査によると、約半数(45.3%)がメモアプリに機密データを保存したことがあるという結果が出ました。回答者の過半数(58.2%)は、多くのメモアプリがデフォルトでメモを暗号化していないことを知リませんでした。
この認識不足は、セキュリティを優先し、エンドツーエンドの暗号化を提供するノートアプリを選ぶことの重要性を強調しています。
Notionのセキュリティとプライバシー
まず、Notionはすべてのデータをクラウド上に保存します。つまり、ノート、データベース、プロジェクトは、インターネット接続さえあればどこからでもアクセスできます。
このセットアップにより、シームレスなコラボレーションが可能になりますが、同時にデータはNotionのサーバーに保存されることになります。
- 暗号化:Notionは転送中および静止中のデータを暗号化し、不正アクセスからの保護を保証。
- 二要素認証(2FA):ユーザーは、アカウントのセキュリティを強化するために2FAを有効にすることが可能。
- プライバシーに関する懸念:ノートは外部のサーバーに保存されるため、プライバシーに敏感なユーザーは、サードパーティのストレージに依存することを警戒することも。
企業やチーム用に、NotionはSOC2やGDPRなどの業界標準への準拠を含むエンタープライズレベルのセキュリティを提供しています。
Obsidianのセキュリティとプライバシー
対照的に、Obsidianは、すべてのメモをデバイスにローカルに保存することで、完全なプライバシーを実現するように設計されています。
- 自分のデータは自分で管理:サードパーティ・サービス経由で同期することを選択しない限り、メモが自分のデバイスから離れることはない。
- アカウント不要:Notionとは異なり、アカウント登録の必要がないため、データの漏洩を減らすことが可能。
- エンドツーエンドの暗号化(オプション):Obsidian Sync(有料アドオン)を使用すると、ノートはAES-256暗号化で保護。
「オブシディアンはプライバシーに強い倫理観を持っている。どこの誰かもわからないサーバーに何も保存されていないところが気に入っている”
– ロバート・ブシャー
Obsidianはデフォルトでクラウドストレージに依存していないため、よりプライバシーが保たれますが、バックアップは内蔵されていません。クラウド同期を希望するユーザーは、iCloud、Google Drive、Obsidian Syncなどのサービスを手動で設定する必要があります。
NotionかObsidian:結局どっちを選ぶべき?
「色々わかったけと結局どっちがいいの?」と思った方はこちらを参考にしてください。
こんな人はNotionがおすすめ:チーム共同編集、データベース管理、テンプレ+自動化、デザイン重視、クラウド前提で使いたい人。
こんな人はObsidianがおすすめ:シンプル、ローカル保存でプライバシーを重視、Markdownベースで書きたい、双方向リンクやグラフ表示、豊富なプラグインを活用したい人。
Notion ⇄ Obsidian 移行ガイド(Markdown/メディア/リンク完全対応)
NotionとObsidianのどちらか一方だけで完結するユーザーも多いですが、実際には「移行したい」「併用したい」というニーズも増えています。ただし、単純なエクスポート/インポートでは情報が欠落したり、構造が崩れるケースがあります。以下に両方向の移行ポイントを整理しました。
Notion から Obsidian:
- Markdown+メディアを一括エクスポート:Notionの標準エクスポート機能を利用して、Markdownファイルと添付ファイルを取得します。
- 劣化ポイントを把握:リレーションやロールアップ、ページ間リンク、埋め込み要素は正しく移行されない場合があります。
- 代替策:frontmatterやwikilinksの整形、画像パスを一括置換するスクリプトなどで補完可能です。
- おすすめプラグイン:Frontmatter、Wikilinks、Markdown links fix などを導入すれば、リンクやメタデータを維持しやすくなります。
Obsidian から Notion:
- Markdownファイルをインポート:ObsidianのVaultから必要なMDファイルを取り込み、Notion内でデータベース化すると整理しやすくなります。
- 画像や添付ファイルの扱い:画像は埋め込みに変換されますが、ファイル数が多い場合は整理が必要です。
- バックリンクの再現:Obsidianの双方向リンクはNotionではそのまま使えないため、@メンションやSyncedブロック、相互参照プロパティで代替しましょう。
移行を考えている方は、この流れを参考にするとスムーズです。
Obsidian Notion 比較まとめ
Obsidianは、プライバシーやノート同士のつながりを重視した個人向けの知識管理に最適ですが、プロジェクト管理用テンプレートの豊富さではNotionの方が優れています。
Notionでコラボレーション力と柔軟性を求めるか、Obsidianで安全で個人的な知識構築を求めるか。
しかし、Notionを利用する場合、2syncと統合することでその機能をさらに強化することができます。

NotionをGoogleカレンダーやTodoistのようなツールとシームレスに同期させることで、2syncはあなたの全てのタスクとイベントを確実に統合し、ワークフローを合理化し、Notionエコシステム内での生産性を最大化することができます。
⚠️もしNotionを選ぶなら、そこで止まらないでください。
カレンダー、タスク管理、CRM…情報はNotionの外にもあります。2syncはNotionとGoogleカレンダー・Todoist・Googleコンタクトなどを双方向に自動同期し、すべてを一つのワークスペースに統合。
「ツールを行き来するムダ時間」を削って、生産性を上げませんか?
Obsidian vs Notion 比較に関するよくある質問
チームで共同編集・データベース・自動化を使うなら Notion。
ローカル優先・Markdown・双方向リンク(バックリンク+グラフ)を使う個人知識管理なら Obsidian。
ポイント:Notion=共有DBとワークスペース、Obsidian=個人思考のリンク網。迷ったら作業が「共同」か「個人中心」かで判断。
ネイティブの双方向同期は不可。連携したい場合は
一方向:Markdownエクスポート→Obsidianで取り込み
ファイル同期:クラウド(iCloud/Drive等)で同一フォルダを共有
一部自動化:スクリプト/外部ツールでMD書き出しを定期実行
注意:関係/ロールアップ/コメントは劣化しやすい。リンク形式統一(wikilinks/MDリンク)で破綻を抑制。
Notion → Obsidian:MD+メディアを一括出力 → 劣化:リレーション/ロールアップ/埋め込み。代替:frontmatter、wikilinks置換、画像パス一括変換。
Obsidian → Notion:MD取り込み→DB化で整理。バックリンク再現は@メンション/相互参照/ Syncedブロックで近似。
ベストプラクティス:小さく試し、差分を洗い出してから本移行。
同時編集のネイティブ機能はなし。選択肢は
Publishで閲覧共有/Sync+Gitで変更履歴共有(ただし排他編集想定)
Notionで成果物共有+Obsidianは個人思考というハイブリッド運用
チーム前提での計画:権限管理・同時編集・監査が必要なら、Notion中心が無難。
Obsidian:デフォルトはローカル保存。Obsidian Sync利用時はAES-256等で暗号化。アカウント不要の運用も可能。
Notion:転送中/保存時の暗号化+2FA、エンタープライズはSOC2/GDPR準拠。
使い分け:データ主権やオフライン重視=Obsidian/監査・権限・共有運用=Notion。