Notionカレンダー(英語名 Notion Calendar)は、Notionが無料で提供しているカレンダーアプリです。Google・Outlook・iCloudのアカウントにサインインして、その予定をNotionのページやデータベースと同じ画面で扱えます。
使い始めるまでの流れは、アプリのダウンロード、カレンダーアカウントの接続、Notionワークスペースの接続、データベースの追加の4つです。
手順そのものは難しくありません。迷いやすいのはその先の、次のような点です。
- Notionデータベースの項目がどこに表示されるのか
- スマホ版で何ができないのか
- 予定が最終的にどこに保存されるのか
本記事では、初期設定の手順と最初に覚えたい機能、そして使い込む前に知っておきたい制限を、Notionの公式ヘルプに沿って整理します。
先に結論
Notionカレンダーは5つのステップで使い始められます。
- Mac版・Windows版のアプリをダウンロードするか、Web版を開く
- NotionアカウントまたはGoogleアカウントでサインインする
- 「設定」→「カレンダーアカウント」でGoogle・Microsoft Outlook・iCloudを接続する(Outlookは現時点ではデスクトップ版とWeb版のみ、iCloudはアプリ用パスワードが必要)
- Notionワークスペースを接続する
- 日付プロパティのあるNotionデータベースを追加する(最大20件、デスクトップ版かWeb版から)
料金は無料です。一方で、Notionデータベースの項目はGoogle カレンダーやiCloudには表示されず、Google・Outlook・iCloudの予定がNotionのページになることもありません。
Notionカレンダーとは:カレンダービューとの違い
使い始める前に、押さえておきたい点が3つあります。
- 前身はCron:カレンダーアプリのCronが、2024年1月に名前を変えてNotionカレンダーになりました(Notion公式ブログ)
- Notion本体とは別のアプリ:ダウンロードも設定も、Notionとは別々に行います
- 予定そのものはNotionカレンダーに保存されない:画面に並ぶ予定は、接続したGoogle・Outlook・iCloudのアカウントのものです。Notionカレンダーで作成・編集した内容も、それぞれのアカウントに書き込まれます
Notionで「カレンダー」と言うとき、指しているものは2つあります。混同しやすいので、先に区別しておきます。
- カレンダービュー:Notionのデータベースを日付順に並べる表示形式です。Notionの中で完結し、別のアプリは要りません。
- Notionカレンダー:本記事で扱う独立したアプリです。実際のカレンダーアカウントを表示し、日付のあるデータベースの項目を予定の横に重ねられます。
カレンダービューのレイアウトを探している方は、Notionカレンダーテンプレートのおすすめのほうが目的に合っています。
Notionカレンダーの初期設定:5つのステップ
Notion公式のNotionカレンダーの使い方ガイドも同じ順番で進みます。この順序を守れば、データベースを追加する段階でワークスペースが見つからない、ということも起きません。
ステップ1:アプリをダウンロードする(デスクトップ・ブラウザ・スマホ)
Notionカレンダーは、Notionのアプリとは別にインストールします。Notionカレンダーのダウンロードページから、使う環境に合わせて選べます(Notionヘルプ)。
- Mac(macOS 11以降):Mac版をダウンロード
- Windows:Windows版をダウンロード
- Web版:calendar.notion.comを開くだけで、インストールは不要です。Chrome・Safari・Firefox・Edge・Arcに対応し、ChromeOSやLinuxのパソコンでも使えます
- iPhone:App StoreのNotionカレンダー
- Android:Google PlayのNotionカレンダー
スマホ版は、ホーム画面ウィジェット(iOS 14以上、Android 8以上)とロック画面ウィジェット(iOS 16以上)にも対応しています。
最初の設定は、デスクトップ版かWeb版で済ませてください。データベースの追加をはじめ、スマホ版ではできない操作がいくつかあるためです。
ステップ2:サインインして基本の表示を整える
- NotionアカウントかGoogleアカウントでサインインします。Notionアカウントをまだお持ちでない場合は、サインアップの際に同じメールアドレスで作成されます。
- 通知を求められたら許可します。デスクトップ版では、次のミーティングまでのカウントダウンがメニューバーに表示されます。
ブラウザで使う場合は、ブラウザの設定でNotionカレンダーからの通知を許可しておきます。
Notionのヘルプでは、サインインについて次の2点を案内しています(Notionヘルプ)。
- Notionを使っているなら、そのアカウントでサインインする:NotionカレンダーとNotionは同じセッションでログイン状態を保つため、片方でサインインやサインアウトをすると、もう片方も同じ状態になります
- いつでもアクセスできるメールアドレスで登録する:サインアップに使ったアカウントがメインアカウントになり、Notionカレンダーを開くにはこのアカウントが必要です。勤務先を離れる場合に備えて、仕事用ではなく個人のメールアドレスが勧められています。仕事用のアカウントは後から接続できます
表示まわりは「設定」の「一般」タブで調整します。設定の開き方は次のとおりです。
- デスクトップ版・Web版:プロフィール写真→「設定」の順にクリック
- スマホ版:左上の「≡」→歯車アイコンの順にタップ
「一般」タブの主な項目は次のとおりです。
- 週の開始曜日
- 週末や週番号の表示
- 言語
- 時刻の形式
- テーマ(自動・ライトモード・ダークモード)
ステップ3:カレンダーアカウントを接続する(Google・Outlook・iCloud)
- 「設定」を開きます。
- サイドバーの「カレンダーアカウント」を選びます。
- 「カレンダーアカウントを追加」を選び、接続するサービスを選びます。
接続できるのは、Google、Microsoft Outlook(Microsoft 365を含む)、Apple iCloudの3種類です(Notionヘルプ)。この先の手順は、サービスごとに少しずつ異なります。
Notionカレンダーの製品ページのFAQには「Outlookは対応予定」という古い記述が残っていますが、ヘルプセンターではOutlookの接続手順がすでに案内されています。
Google カレンダー
- 「Google」を選びます。
- Googleアカウントでサインインし、アクセスを許可します。
そのアカウントのカレンダーが、すべて左サイドバーに表示されます。サイドバーでは表示と非表示の切り替えや並べ替えができ、色も変えられます。
Outlook カレンダー(Microsoft 365)
- 「Microsoft Outlook」を選びます。
- Microsoftアカウントでサインインします。
- Notionカレンダーを承認します。
組織のMicrosoft 365でサードパーティ製アプリが制限されている場合は、先にIT管理者の承認が必要になることがあります。
接続すると、Outlookならではの機能も使えます。
- 予定を作るときに「ビデオ通話」からMicrosoft Teamsのリンクを追加する
- Outlookの繰り返し予定を表示・編集する(その回だけ、または以降のすべて)
- 委任されたOutlookカレンダーを追加し、与えられた権限の範囲で表示・管理する
注意点がひとつあります。Notionのヘルプによると、OutlookのカレンダーはデスクトップとWebで利用でき、モバイル対応は近日公開予定です(Notionヘルプ)。当面、Outlookの予定はパソコンから扱う前提で考えておくと安心です。
iCloudカレンダー(iPhoneのカレンダー)
iCloudの接続には、Apple Accountの通常のパスワードではなく、Appleの「アプリ用パスワード」が必要です(Appleサポート)。作成には2ファクタ認証の設定が前提になります。
Notionのヘルプでは「アプリ固有のパスワード」と書かれていますが、同じものです。
- account.apple.comでApple Accountにサインインします。
- 「サインインとセキュリティ」で「アプリ用パスワード」を選び、「アプリ用パスワードを作成」から新しいパスワードを作ります。
- Notionカレンダーの「カレンダーアカウントを追加」で「iCloud」を選びます。
- iCloudのパスワードを求められたら、作成したアプリ用パスワードを貼り付けます。
表示されるのは、iCloudに保存されているカレンダーだけです。iPhoneの「このiPhone内」にしかないカレンダーはiCloudに入っていないため、Notionカレンダーには出てきません。
どのアカウントにも共通する制限
- カレンダーは5つまでに制限される場合がある:Notionのヘルプによると、5つを超えるとパフォーマンスに影響が出る可能性があるためです
- アプリ内からはカレンダーを購読できない:Google カレンダーで登録したカレンダーは、Notionカレンダーにも表示されます。祝日のカレンダーもこの方法で追加します(後述)
ステップ4:Notionワークスペースを接続する
- デスクトップ版かWeb版で「設定」を開きます。
- 「Notionワークスペース」の「Notionワークスペースを追加」を選びます。
- Notionへのアクセスを許可します。設定画面にワークスペースが表示されます。
ワークスペースが複数ある場合は、同じメールアドレスに関連付いていても1つずつ接続します。
あわせて知っておきたい点は次の2つです。
- 接続しても、会社が個人のカレンダーにアクセスできるようになるわけではありません。
- ワークスペースの管理者が全員分をまとめてオンにすることはできず、Notionカレンダーとの接続は各自で行います。
ワークスペースを接続すると、予定にミーティングノートを付けられるようになります。
- 予定を開きます。
- 「AIミーティングノートを追加」を選びます。
- Notionに新しいミーティングページを作るか、「既存のページにメモを追加」で手持ちのページにひも付けます。
ステップ5:Notionデータベースを追加する
- 左サイドバーの下部で、Notionワークスペースにカーソルを合わせます。
- 「•••」→「Notionデータベースを追加」を選びます(ショートカットは「O」)。
- 表示したいデータベースを検索して選びます。
- 日付プロパティが複数ある場合は、カレンダーに使うメインのプロパティを選びます。
「Cmd+K」でコマンドメニューを開き、「Notionデータベースを表示」と入力しても追加できます。
Notion側から追加することもできます。
- Notionでデータベースを開きます。
- データベースビューの名前をクリックします。
- 「Notionカレンダーで管理」を選びます。
追加にはいくつか条件があります。
- データベースに日付プロパティが必要です
- 追加できるのは最大20件で、操作はデスクトップ版かWeb版に限られます
- 追加には「閲覧可能」以上、カレンダーからページを編集・追加するには「コンテンツ編集権限」以上のアクセス権限が必要です
追加したデータベースの項目は、次のように扱われます。
- 開始時刻と終了時刻がある項目は、時間の入った予定として並びます
- 日付だけの項目は、グリッド上部に終日の予定として並びます
- 項目を別の時間帯にドラッグすると、Notion側の日付プロパティも更新されます
- 項目をクリックすると右側のパネルが開き、タイトル・日付・時間と、ステータスなどのセレクトプロパティを編集できます(マルチセレクトは不可)
- 数式・作成日時・最終更新日時のプロパティから生まれた日付は、カレンダー上では読み取り専用です
左サイドバーでデータベース名をクリックすると、全ページの一覧パネルが開きます。ここでは次の操作ができます。
- 日付のないタスクをグリッドにドラッグして、予定に入れる
- 「+」で新しいページを作る
データベースを追加してもできないこと
- データベースの項目は、Notionカレンダーの中にしか表示されない:Google・Outlook・iCloudのカレンダーには届かないため、スマホの標準カレンダーや同僚からは見えません
- カレンダーの予定は、Notionのページにならない:会議はカレンダーアカウントに保存されたままで、データベースの中でプロパティやリレーション、メモを付けて扱うことはできません
会議の記録も、同じデータベースに
2syncは、Google カレンダーやOutlookの予定を1件ずつ編集できるページとしてNotionデータベースに書き込み、双方向で同期します。会議ごとにプロパティやリレーション、メモを持たせられます。
色分け・月表示・祝日:見やすく整える設定
カレンダーとデータベースを色分けする
色は、カレンダーごと、データベースごとに変えられます(Notionヘルプ)。
- カレンダー:デスクトップ版かWeb版で、左サイドバーのカレンダー名にカーソルを合わせ、「•••」から色を選びます
- データベース:サイドバーでデータベース名をクリックし、一覧パネル上部のスライダーアイコンから、カレンダーに表示するデータベースビューの「色」を変えます
- 個々の予定:「Shift」キーを押しながら複数の予定を選び、右クリックすると色をまとめて変えられます
仕事用、個人用、タスクのデータベースと役割ごとに色を決めておくと、1週間の予定がひと目で読み取れるようになります。
月表示に切り替える
デスクトップ版とWeb版では、表示の切り替え方が2つあります。
- 月表示:右上のドロップダウンから、月単位のビューを選びます
- 日数の調整:表示中の最後の日付の右にある「±」を選び、「+」と「-」で表示する日数を増減します
スマホ版で選べるのは1日・2日間・3日間の表示だけで、週表示や月表示には切り替えられません(Notionヘルプ)。1か月を見渡したいときは、パソコンで開くのが確実です。
日本の祝日を表示する
Notionカレンダーの中からはカレンダーを購読できないため、祝日のカレンダーはGoogle カレンダー側で用意します。
Google カレンダーには、祝日が自動的に追加されます(Google カレンダー ヘルプ)。見当たらない場合は、パソコンで次のように追加します。
- Google カレンダーを開き、右上の設定アイコンから「設定」をクリックします。
- 左側のパネルで「カレンダーを追加」→「関心のあるカレンダーを探す」を選びます。
- 「地域限定の祝日」で「すべて表示」をクリックし、日本の祝日のチェックボックスをオンにします。
追加した祝日のカレンダーは、Google カレンダーで登録したカレンダーとして、Notionカレンダーにも表示されます。
最初の1週間で覚えたい機能
Notionカレンダーの便利さは、いくつかの機能に集中しています。週の過ごし方が変わるのは、次の機能です。
タスク管理に使う:タスクのデータベースでタイムブロッキング
Notionカレンダーをタスク管理に使うなら、まずタスクのデータベースを追加します。そのうえで、タスクの時間を確保する方法は2つあります。
- Notionで開始時刻と終了時刻を入れる:その時間が、カレンダー上でブロックとして表示されます
- 終日のタスクを時間帯にドラッグする:Notionカレンダーでドラッグすると、その時間にスケジュールされ、Notionの日付も一緒に更新されます
計画はNotionで立て、その日に収まるかどうかをカレンダーで確かめる、という使い分けです。
1日のスケジュールもこの形で組むと、会議とタスクが1本のタイムラインに並びます。土台となるデータベースから用意したい方は、Notionのタイムブロッキングテンプレートから選ぶと早く整います。
スケジュールリンクで空き時間を共有する
スケジュールリンクを使うと、空いている時間帯から相手に予約してもらえます。種類は2つです。
- 1回限りのリンク:特定の相手と、特定の日時に会うとき
- 繰り返しのリンク:面談や営業の打ち合わせのように、相手を変えて何度も行う予定
作成の手順は次のとおりです。
- ショートカットの「S」を押すか、左側のパネルの「スケジュール」を選びます。
- 1回限りのリンクか、繰り返しのリンクを選びます。
- 有効期限、場所、ビデオ会議のリンク、電話番号、予約可能な時間帯、説明など、必要な項目を設定します。
- 「予定の重複を回避する」をオンにします。カレンダーが埋まるのに合わせて、空き時間が更新されます。
- リンクを共有するか、空き時間を並べた送信用のメッセージをそのまま送ります。
スケジュールリンクは、デスクトップ版とWeb版で使える機能です(Notionヘルプ)。
仕事用と個人用の予定をブロックする
仕事用と個人用でカレンダーを分けている場合は、次のように設定します。
- サイドバーで個人用のカレンダーをクリックします。
- イベントのブロックを有効にします。
個人の予定がある時間帯には、仕事用カレンダー側に「予定あり」のブロックが作られます。通院の予約の上に、同僚が会議を入れてしまうこともなくなります。
ビデオ会議とタイムゾーン
- ビデオ会議:新しい予定にはZoomかGoogle Meetのリンクを付けられ、OutlookやMicrosoft 365の予定ではMicrosoft Teamsも選べます
- タイムゾーン:海外のメンバーと日程を合わせるときは、左上のタイムゾーンをクリックして別のタイムゾーンを追加します。相手の現地時刻を並べて確認できます
キーボードショートカット
Notionカレンダーは、キーボードで操作することを前提に作られています。Notion公式のガイドに載っている主なショートカットは次のとおりです。
| ショートカット | 操作 |
|---|---|
| T | 今日に移動 |
| J/K | 次の週・月へ/前の週・月へ |
| ←/→ | 過去へ/未来へ移動 |
| S | 空き予定を共有(スケジュールリンク) |
| C | 予定を作成 |
| N | 次の予定へ移動 |
| B または Shift+N | 前の予定へ移動 |
| O | Notionデータベースを追加 |
| Cmd+K(WindowsはCtrl+K) | コマンドメニューを開く |
| ? | ショートカットの一覧を表示 |
スマホ版(iPhone・Android)でできること、できないこと
スマホ版は、その日の予定を確かめたり、ちょっとした予定を入れたりするのに向いています。ただ、現時点ではデスクトップ版の代わりにはなりません。
Notionのヘルプには、モバイルアプリでは現在できない操作として次の項目が挙がっています。
- 予定や連絡先の検索
- 予定の編集(スマホで作成した、自分が主催者の予定を除く)
- スケジュールリンクの作成
- ビデオ通話リンクの自動生成やNotionページの添付を含むミーティングの作成
- Notionカレンダーを端末のデフォルトのカレンダーアプリにすること
- 週・月・アジェンダなどの表示への切り替え(1日・2日間・3日間のみ)
- 不在予定やフォーカスイベントの作成
- Outlookのカレンダーの表示(モバイル対応は近日公開予定)
- Notionデータベースの追加(デスクトップ版かWeb版のみ)
スマホ版の強みはウィジェットです。モバイルアプリの設定では、次のことができます。
- 表示する日数を選ぶ
- 終日の予定を表示するかどうかを選ぶ
- ロック画面のウィジェットで、予定のタイトルを隠す(プライバシー保護のため)
- ロック画面のウィジェットに、特定のカレンダーを表示しない
Notion本体にも、サイドバーの「ホーム」に「今後のイベント」ウィジェットがあり、Notionカレンダーの直近の予定をNotionの中で確認できます。
Notionのページに時計やタイマーを置きたい場合は、Notionウィジェットのおすすめにまとめています。
Notionカレンダーは無料?
無料です。Notionは公式ブログで「Notionカレンダーは、すべてのユーザーに無料でご利用いただけます」としており、Mac・Windows・Web・iPhone・Androidのどれも無料で使えます。
ただし、接続するアカウント側の条件にはそれぞれ従います。たとえばフォーカスタイムと不在の予定は、Google Workspaceで管理されている職場または学校のアカウントでしか使えません。
Notionカレンダーのデメリット・できないこと
Notionカレンダーで期待外れになりやすいのは、カレンダーとNotionデータベースがひとつにまとまると考えていた場合です。特に大きな制限は次の2つです。
- データベースの項目はNotionカレンダーの中にしか出てこない:Notionのヘルプには「現時点では、NotionデータベースはNotionカレンダーでのみ表示できます。GoogleカレンダーやiCloudカレンダーでは表示できません。」とあります。スマホの標準カレンダーや同僚、Google カレンダーやOutlook カレンダーを読み込むツールからは、その項目は見えません
- Google・Outlook・iCloudの予定はNotionのページにならない:会議の予定は、それぞれのアカウントに保存されたままです。Notionのヘルプも「現時点では、NotionカレンダーやGoogle カレンダーなどのカレンダーをNotion内に取り込むことはできません」と答えています
例外がひとつあります。Notionデータベースを、デフォルトのカレンダーにする方法です。
- 「設定」→「カレンダー」→「デフォルトのカレンダー」を開きます。
- Notionデータベースを選びます。
これで、Notionカレンダーで新しく作った予定は、そのデータベースのページとして保存されます。ただし、このページはNotionとNotionカレンダーの中にしかなく、Google・Outlook・iCloudのカレンダーには届きません。
そのほかの制限
Notionのドキュメントに書かれている制限を、ほかにもまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データベース | 最大20件。追加はデスクトップ版かWeb版のみ |
| カレンダーの数 | 5つを超えて追加できない場合がある(パフォーマンスへの影響を避けるため) |
| カレンダーの購読 | アプリ内では始められない(Google カレンダー側で登録する) |
| 移動時間 | 非対応 |
| フォーカスタイム・不在 | Google Workspaceの職場・学校アカウントのみ |
| Outlook | 現時点ではデスクトップ版とWeb版のみ |
| マルチセレクト | 右側のパネルでは編集できない |
| スマホ版 | 前述のとおり、できる操作が限られる |
いちばんよく接続されるGoogle カレンダーと並べて検討したい方はNotionカレンダーとGoogle カレンダーの違いを、これらの制限が決め手になりそうな方はNotionカレンダーの代替アプリをご覧ください。
予定そのものをNotionデータベースに入れたいときは
会議そのものを、データベースの1行として残したい場面があります。
- 打ち合わせのたびに記録が増えていく顧客ログ
- 最後に会った日がわかるCRM
- Google カレンダーからも見えるコンテンツカレンダー
- プロジェクトごとに集計したい作業時間
これはカレンダーアプリではなく、同期の仕組みが受け持つ仕事です。
2syncは、Google カレンダーやOutlook カレンダーの予定を1件ずつ、編集できるページとしてNotionデータベースに書き込み、プランに応じて2〜5分ごとに双方向で同期します。
どの項目をどのプロパティに入れるかも選べます。Notionでページを書き換えれば、カレンダーの予定も更新されます。
2つの仕組みは組み合わせて使えます。予定がデータベースの行になれば、そのデータベースをNotionカレンダーに追加し、会議もタスクも同じグリッドで確認できます。
設定は、使っているカレンダーに合わせて次のページから始められます。
- Google カレンダー:Google カレンダー連携をご覧ください。方法ごとの手順はNotionとGoogle カレンダーを連携する方法で解説しています
- Outlook・Microsoft 365:Outlook カレンダー連携をご覧ください。方法ごとの手順はNotionとOutlook カレンダーを同期する方法で解説しています
- まだ検討中の方:どちらがどの場面に合うかは、Notionカレンダーと2syncの比較で詳しく整理しています
まとめ
すでにNotionで計画を立てているなら、Notionカレンダーは入れておく価値があります。使いこなすには、次の順番で始めるのがおすすめです。
- デスクトップ版かWeb版で初期設定を済ませる
- カレンダーアカウントを接続する
- タスクのデータベースを追加する
- ショートカットをT・S・Nの3つだけ覚える
これだけで、会議とタスクを無料でひとつの画面にまとめられます。
ただ、役割の範囲は押さえておきたいところです。NotionカレンダーはNotionデータベースをカレンダーの横に表示しますが、両者をひとつにはしません。会議をNotionのページとして扱いたいなら、その部分は双方向同期が受け持ちます。
会議の予定を、Notionデータベースのページに
2syncはGoogle カレンダーやOutlookの予定を1件ずつ編集できるNotionのページにし、双方向で同期します。そのデータベースをNotionカレンダーに追加すれば、すべてをひとつの画面で確認できます。
よくある質問
Notionカレンダーは無料で利用できますか?
はい。Notionは公式ブログで、Notionカレンダーはすべてのユーザーが無料で利用できると説明しており、Mac・Windows・Web・iPhone・Androidのいずれも無料です。なお、フォーカスタイムと不在の予定は、Google Workspaceで管理されている職場または学校のアカウントでのみ使えます。
NotionとNotionカレンダーの違いは何ですか?
Notionはページやデータベースを管理するワークスペースです。Notionカレンダーは別にダウンロードするアプリで、Google・Outlook・iCloudのカレンダーアカウントにサインインし、日付のあるNotionデータベースの項目を予定の横に表示できます。Notionの中でデータベースを日付順に並べる「カレンダービュー」とも別のものです。
NotionカレンダーはOutlookに対応していますか?
はい。「設定」→「カレンダーアカウント」→「カレンダーアカウントを追加」で「Microsoft Outlook」を選ぶと、OutlookやMicrosoft 365のアカウントを接続できます。Notionのヘルプによると、Outlookのカレンダーはデスクトップ版とWeb版で利用でき、モバイル対応は近日公開予定です。
iPhoneのカレンダー(iCloud)と連携できますか?
できます。Appleの「アプリ用パスワード」を作成してNotionカレンダーに入力すると、iCloudのカレンダーを表示・編集できます。表示されるのはiCloudに保存されたカレンダーだけで、「このiPhone内」のカレンダーは対象外です。また、Notionデータベースの項目がiPhoneのカレンダーアプリに表示されることはありません。
NotionカレンダーをGoogle カレンダーと同期したくないのですが、どうすればいいですか?
Googleアカウントを接続しなければ、Google カレンダーとはつながりません。NotionアカウントでサインインしてiCloudやOutlookのアカウントだけを接続できますし、接続済みのGoogleアカウントは「設定」の「カレンダーアカウント」で選んで「接続を解除」できます。一時的に隠すだけなら、サイドバーのカレンダー名の横にある目のアイコンで非表示にできます。なお、Notionデータベースの項目がGoogle カレンダーに書き込まれることはありません。
Notionカレンダーが開かない、ログインできないのはなぜですか?
Notionのヘルプには、主に次の原因が挙がっています。Googleでのサインイン時に問題が発生したと表示される場合は、別のブラウザを使うか、「別のアカウントにサインイン」から同じ認証情報でやり直します。勤務先のGoogleアカウントで認証エラーになる場合は、管理者がNotionカレンダーを許可していない可能性があります。iCloudではApple Accountのパスワードではなくアプリ用パスワードを使い、Microsoft 365の仕事用アカウントではIT管理者の承認が必要になることがあります。
Notionで1日のスケジュールを作成できますか?
できます。タスクのデータベースをNotionカレンダーに追加し、各タスクに開始時刻と終了時刻を入れると、会議と同じタイムライン上で時間をブロックできます。デスクトップ版では一度に表示する日数を調整でき、スマホ版でも1日表示で確認できます。
Notionカレンダーの予定はNotionデータベースに保存されますか?
Google・Outlook・iCloudの予定は、それぞれのアカウントに保存されたままで、Notionのページにはなりません。「設定」→「カレンダー」→「デフォルトのカレンダー」でNotionデータベースを選ぶと、Notionカレンダーで新しく作った予定はそのデータベースのページになりますが、Google・Outlook・iCloudには反映されません。既存の予定を編集できるNotionページにするには、2syncのような双方向同期が必要です。
本記事で使用しているNotionカレンダーのスクリーンショットは、Notionが公開している画像です。

