カレンダー同期ツールとは、2つのカレンダーアカウントの間で予定をコピーし、片方に入れた予定をもう片方にも表示させるツールです。
Google カレンダー・Outlook カレンダー・iCloud をまたいで複数のカレンダーをそろえたいなら、OneCal が最有力です。
方向を1本ずつ指定したい場合は CalendarBridge、費用をかけずに始めたい場合は無料プランのある Reclaim.ai が候補になります。
Windows のデスクトップ版 Outlook が主戦場なら OGCS、iCloud や自社の CalDAV サーバーにつなぎたいなら Outlook CalDav Synchronizer が答えです。どちらも無料のオープンソースです。
予定の行き先が「2つ目のカレンダー」ではない場合、そもそもカテゴリが異なります。その用途は最後の10番目で扱います。
リストに入る前に1点お伝えします。当社は10番目のカテゴリに属する 2sync を開発しています。それ以外のツールについては、2026年9月22日時点で各社の料金ページとヘルプページを確認しました。料金はすべて米ドル建てで、各社が提示している請求単位をそのまま記載しています。
クイック比較
| ツール | 種類 | 方向 | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|---|---|
| OneCal | ミラー | 多方向 | Google・Outlook・iCloud | $5〜 |
| CalendarBridge | ミラー | 方向単位 | Google・Microsoft・iCloud | $4〜 |
| SyncThemCalendars | ミラー | 片方向・双方向 | Google・Outlook・iCloud | $3.99〜 |
| Reclaim.ai | ミラー | 双方向 | Google・Outlook | 無料、以降 $10〜 |
| OGCS | ミラー | 双方向 | Outlook デスクトップ・Google | 無料 |
| Outlook CalDav Synchronizer | ミラー | 双方向 | Outlook デスクトップ・CalDAV | 無料 |
| CalendarSync | ミラー | 片方向 | Google・Outlook | 無料 |
| Zapier | 自動化 | Zap ごとに片方向 | 数千のアプリ | 無料、以降 $19.99〜 |
| Make | 自動化 | シナリオごとに片方向 | 数千のアプリ | 無料、以降 $9〜 |
| 2sync | ワークスペース | 双方向・項目単位 | Notion・Google・Microsoft | $7〜 |
料金はすべて年額請求時の1か月あたりの金額で、単位は米ドルです。
「カレンダー同期ツール」と呼ばれる3つの種類
このカテゴリで起きる不満の大半は、種類の選び違いから生まれます。大きく3つに分かれ、解決する問題がそれぞれ違います。
- カレンダーミラー型:あるアカウントの予定をもう一方のアカウントにコピーし、両方に同じ予定を並べます。一般に「カレンダー同期」と呼ばれるのはこれで、本記事の1番から7番が該当します。
- 自動化プラットフォーム型:何かが起きたときにレシピを実行します。予定を運ぶことはできますが、レシピは一方向にしか流れず、コピー済みの予定を記憶しません。
- ワークスペース同期型:予定をデータベースの行に変換し、タスク・取引先・案件と同じ画面に並べて、どちらの側からでも編集できるようにします。
3つともカレンダーアプリそのものではありません。表示や操作性を求めているなら、カレンダーアプリのおすすめ比較やNotion カレンダーの代替ツールのほうが目的に合います。
種類を分けるのは「どのツールが優秀か」ではありません。「予定をどこで見たいか」です。2つ目のカレンダーなのか、表形式のデータベースなのか、それとも予定をきっかけに別の処理を動かすワークフローなのか。ここが決まれば、選択肢は自然に絞れます。
課金する前に:Google と Outlook の標準機能でできること
どちらのサービスにも共有機能が標準で用意されていて、用途によってはそれだけで足ります。標準機能がどこで止まるのかを先に確認してください。
Google カレンダーでは、特定のユーザーと共有するときの権限が5段階に分かれています(Google カレンダー ヘルプ)。
- 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)
- 予定の詳細の表示
- 変更可能(限定公開の予定を、予定の有無としてのみ表示)
- 予定の詳細を変更、表示可能
- 予定の変更および共有の管理
共有は相手にアクセス権を渡す機能です。相手のカレンダーに予定がコピーされるわけではありません。設定の手順そのものはGoogle カレンダーの共有方法にまとめています。
Outlook は Google カレンダーの iCal 形式のアドレスを購読でき、自動で更新される閲覧専用のビューが手に入ります。購読ではなくインポートを選ぶと、得られるものは一段弱くなります。
Microsoft 自身が**「インポートされた予定表は静的スナップショットとして表示されます。予定表は自己更新されません」**と明記しています(Microsoft サポート)。
境界線ははっきりしています。相手のカレンダーを見るだけなら標準機能で十分で、ここから先は読まなくて構いません。
個人の予定を仕事用アカウントで実際に「予定あり」として埋め、同僚の日程調整ツールにも尊重させたいなら、予定を書き込むツールが必要です。以下で紹介するのはそちらです。
Apple ユーザーには3つ目の経路があります。iOS に Google アカウントを追加すると、追加のソフトなしで双方向に同期されます。
この経路がどこまで通用し、どこで破綻するかはGoogle カレンダーを Apple カレンダーに同期する方法で解説しています。
1. OneCal:複数のカレンダーをそろえたい方に
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 3つ以上のカレンダー | Google・Outlook・iCloud | $5/$10/$25(1ユーザー・月) |
OneCal の強みは多方向同期です。多くのツールは同期元から同期先への一方通行ですが、OneCal は1本の同期で複数のカレンダーを相互に最新の状態に保ちます。取引先ごとのアカウントを3つ持ち、さらに個人用もある、という状況で効いてきます。
プライバシー設定は同期ごとに指定できます。 予定のタイトルを伏せて任意の文言に置き換える、コピー側を非公開にする、コピー側の通知を止めて二重に知らされないようにする、といった調整が可能です。色や出欠のステータスで予定を除外することもできます。
注意点が2つあります。無料プランはなく、14日間の試用のみです。カード登録は不要です。
もう1つは iCloud の速度で、OneCal は iCloud の更新が他のカレンダーに反映されるまで最大10分かかるとしています。Google と Outlook はリアルタイムです。料金はユーザー単位で、米ドル表示です。
2. CalendarBridge:方向を1本ずつ決めたい方に
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 方向を個別に制御 | Google・Microsoft・iCloud・ICS | $4/$8/$32(月) |
CalendarBridge が販売単位にしているのは同期コネクションで、プランを選ぶ前にこの数え方を理解しておく価値があります。
1コネクションは**「同期元から同期先へ」の向きが決まった1本**です。片方向の同期は1本、2つのカレンダー間の双方向は2本、3つのカレンダーを相互に同期すると6本になります。
Basic は2本、Premium は20本、Pro は56本です。つまり最安プランで買えるのは、2つのカレンダー間の双方向同期がちょうど1組。仕事用と個人用という、最も多い組み合わせがこれに収まります。
反映速度は同期元によって変わります。Microsoft と Google が同期元なら1〜2分以内、iCloud と ICS は5〜10分間隔のポーリングです。
Premium と Pro には HIPAA の事業提携契約が付き、医療分野では判断材料になります。試用期間はありますが、日数は公表されていません。
3. SyncThemCalendars:Google Workspace 中心の環境に
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| Google Workspace のチーム | Google・Outlook・iCloud | $3.99/$7.99/$17.99(月) |
これは独立したウェブアプリではありません。Google Workspace のアドオンとしてインストールされ、カレンダーの横で動きます。同じアカウント用の iOS アプリもあります。
Workspace のストアには23,000件以上のインストールと225件のレビューが表示されており、最終更新は2026年9月18日です。開発は継続しています。
プランの単位はカレンダー数ではなく同期の設定数で、5本・16本・36本の3段階です。カレンダー数と予定数はどのプランでも無制限です。プライバシー設定では、任意の項目を「予定あり」ブロックに置き換えるほか、コピー側のタイトル・説明・場所・公開設定・通知を書き換えられます。
無料プランはありません。 試用は14日間で、カード登録は不要です。
4. Reclaim.ai:無料で使えるクラウド型
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 無料で2つを同期 | Google・Outlook | 無料、以降 $10/$15(1席・月) |
Reclaim は日程調整アシスタントで、その中にしっかりしたカレンダー同期が入っています。無料の Lite プランは、このリストで最も実用的な無料のクラウド型です。同期1本・接続カレンダー2つ・予約リンク1本を、期間の制限なく使えます。
同期そのものは正真正銘の双方向で、コピー側は予定の有無だけか、詳細まで表示するかを選べます。同期されたブロックには「仕事」「私用」「予定あり」のラベルを付けられるので、同じ「予定あり」が並ぶだけの状態にはなりません。
弱点は対応範囲です。カレンダー同期は Google と Outlook のみで、iCloud には対応していません。
Reclaim 自身が案内している回避策は、iCloud をいったん Google か Outlook に流す方法ですが、その経路は数時間から数日遅れる場合があると注意書きが添えられています。
有料プランで増えるのは主に同期の本数と日程調整の対象期間です。Starter は年額請求で1席あたり月 $10、同期3本と8週間の調整範囲。
Business は年額請求で1席あたり月 $15 になり、どちらも無制限と12週間に広がります。同期が1本で済むなら Lite のままで構いません。
5. OGCS:Windows のデスクトップ版 Outlook に
| こんな方に | 接続先 | 料金 |
|---|---|---|
| Windows のデスクトップ Outlook | Outlook デスクトップ・Google | 無料・オープンソース(MPL-2.0) |
Outlook Google Calendar Sync はこのカテゴリの古株で、Outlook がクラウドのアカウントではなくデスクトップのプロファイルである人にとっては今も答えです。端末内で動作するため、どこかに登録する必要も、インストール権限も、常時接続もいりません。
方向は3通り(Outlook から Google、Google から Outlook、双方向)すべてに対応し、運べるのは時間枠だけではありません。
件名・説明・場所・参加者・通知・空き時間の状態・公開設定・分類項目と色・繰り返しの予定まで運びます。空き時間の状態・公開設定・タイトル・分類項目・色で除外することもできます。
注意点が2つ。安定版は2026年1月の v2.12.0 で、新しい Windows 版 Outlook アプリに必要な v3 系は2026年9月時点でまだアルファです。そしてWindows 専用で、macOS 版もクラウド版もありません。
6. Outlook CalDav Synchronizer:CalDAV サーバーと iCloud に
| こんな方に | 接続先 | 料金 |
|---|---|---|
| Outlook と CalDAV サーバー | Outlook デスクトップ・CalDAV/CardDAV | 無料・オープンソース(AGPL-3.0) |
Outlook 向けのもう1つの無料の選択肢で、相手側が Google 以外のときに選ぶものです。
CalDAV と CardDAV をそのまま話す Outlook プラグインなので、iCloud・Fastmail・Nextcloud・ownCloud・SOGo・Zimbra といった自社運用の世界に届きます。Google にも対応します。
プロファイルごとに同期モード・競合の解決方法・実行間隔を指定でき、対象期間のフィルタで過去と未来の日数を絞れます。同期できるのはカレンダーだけではなく、連絡先とタスクも対象です。
開発は活発で、バージョン 4.7.1 が2026年8月にリリースされています。対応は Outlook 2007 から 2021、および .NET 4.8 上のデスクトップ版 Microsoft 365 です。OGCS と同じく Windows 専用で、デスクトップ版 Outlook のプロファイルが前提になります。Outlook をブラウザでしか使っていない場合は選べません。
7. CalendarSync:自分の環境で動かしたい方に
| こんな方に | 接続先 | 料金 |
|---|---|---|
| 自分の環境で運用 | Google・Outlook・ZEP | 無料・オープンソース(MIT) |
YAML ファイルで設定し、実行スケジュールを自分で組む Go 製のバイナリです。ドイツのコンサルティング企業 inovex が開発しています。状態を持たない設計で、どこかのデータベースで履歴を追うのではなく、実行のたびに同期先を同期元と突き合わせて整えます。
何がコピーされるかは正確に把握しておいてください。既定では**「時間だけが同期される」**仕様で、それ以外の項目はトランスフォーマーで個別に有効化します。参加者・場所・通知・説明・会議リンク・タイトルが対象です(GitHub の inovex/CalendarSync)。
初期状態で得られるのは詳細なコピーではなく、プライバシーを保った時間の確保です。
設計上は片方向で、同期元から同期先への一方通行です。iCloud にも CalDAV にも対応しません。プロジェクトは生きており、2026年9月にもコミットが入っていますが、v0.10.1 から2026年1月の v0.11.0 までは約17か月リリースが止まっていました。クラウドの実行基盤もないため、同期の間隔は自分の cron 設定次第です。セットアップはGoogle Cloud か Azure で OAuth クライアントを自分で作り、認証情報を暗号化した設定ファイルに貼るところから始まります。自前運用と保守負担のバランスをもう少し広く見たい方には、2sync と n8n の比較が同じ論点を扱っています。
8. Zapier:同期ツールが届かない連携先に
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 特殊な連携先に送る | 数千のアプリ | 無料は月100タスク、以降 $19.99/月 |
Zapier をここに入れたのは、カレンダー同期の話題で必ず名前が挙がるからであり、同期アプリが対応していない連携先が相手のときには本当に正解だからです。逆に、2つのカレンダーの内容をそろえる用途では正解ではありません。
Zapier 自身がこう書いています。「いいえ。Zapier は現時点でアプリ間の双方向同期に対応していません」
この一文はZapier のヘルプセンターのものです。続けて、向きの違う2本の Zap で双方向同期を模倣できるとしたうえで、Zap のループを作らないよう警告しています。
向きの違うレシピを2本並べると、片方の出力がもう片方にとっての新しい入力に見えるため、まさにそのループが起きます。
無料プランは月100タスク、2ステップの Zap までです。共有カレンダーを扱えばすぐに使い切ります。連携先が Notion データベースの場合に何が変わるかは、2sync と Zapier の比較で整理しています。
9. Make:分岐のある多段ワークフローに
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 分岐のある多段処理 | 数千のアプリ | 無料は月1,000クレジット、以降 $9/月 |
Make は同じ構造をより見やすいキャンバスに載せたものです。Zap の代わりにシナリオがあり、ルーターとフィルターのおかげで分岐の流れが格段に読みやすくなっています。
ただしカレンダー同士の同期となると、やはり方向ごとに1本、合計2本のシナリオが必要で、ループの危険も、2本の間で状態を共有できない点も変わりません。
課金はクレジット単位で、モジュールの実行1回が1クレジットです。無料プランは月1,000クレジット、稼働シナリオ2本、そして実行間隔は最短15分です。有料プランは年額請求で月 $9 から、10,000クレジットで間隔は1分まで縮まります。
どちらのプラットフォームでも実際の制約になるのはこの従量計算で、予定の多い共有カレンダーは割り当てを一気に消費します。2つを並べて検討している方は、Zapier と Make の比較をご覧ください。
10. 2sync:予定を Notion データベースに置きたい方に
| こんな方に | 接続先 | 料金(年額) |
|---|---|---|
| 予定を編集可能な行に | Notion・Google・Microsoft | 月 $7 から(年額請求)、14日間無料 |
残りの9つが扱っていないのがこのカテゴリです。2sync は予定を2つ目のカレンダーにコピーするのではなく、Notion データベースの編集可能な行として書き込みます。行なので絞り込みも並べ替えもでき、取引先や案件に紐づけられます。
対応しているのは Google カレンダー・Outlook カレンダー・Todoist・Google ToDo リスト・Gmail、そして両方の連絡先です。
開発元は当社ですので、その前提でお読みください。
方向は同期単位ではなく項目単位で決まります。タイトルと日時は双方向、説明は Notion 方向のみ、という設定ができるため、Notion 側で書いた議事メモが、参加者全員に見えている招待状の本文を上書きすることはありません。
そもそも何を対象にするかはフィルターで決められます。カレンダー・タイトル・参加者、あるいは任意の Notion プロパティが条件になります。
当社で同期を設定した方のうち、78.9%が双方向を選び、1人あたり平均4.13個のカレンダーまたはタスクリストを選択しています。カレンダーが1つで完結することはめったにない、という現場の実感がそのまま数字に出ています。
プラットフォーム上で最も多く接続されているアプリは Google カレンダーで、96,484人が利用しています。
「2つのカレンダー問題」にも、この形でうまく収まる型があります。複数の Google カレンダーは1つの自動連携にまとめられ、Google カレンダーと Outlook カレンダーの組み合わせは、同じ Notion データベースに向けた2つの自動連携になります。
結果として、Notion のデータベースが両方の予定の集合場所になります。
この構成のためにIgnore linked(リンク済みを無視)の設定があり、片方の自動連携に紐づいたページが二重に書き込まれることを防ぎます。
セットアップは5分ほどで、手順はNotion と Google カレンダーの連携方法およびNotion と Outlook カレンダーの同期方法で1手順ずつ解説しています。同じカテゴリではUnitoも検討に値します。こちらはより大きなチーム向けの料金設定です。
カレンダーを、仕事の隣に置く
Notion と Google カレンダー・Outlook・Todoist・Gmail を双方向に同期。方向は項目単位で指定でき、フィルターで対象も絞れます。
選び方:契約前に確認したい6つの観点
各社の紹介ページを離れると、実際に差がつくのは次の6点です。
- 同期の方向。 片方向のほうが安全で、多くの用途はそれで足ります。双方向にすると、どちらかの編集がもう一方を書き換えます。項目単位で何が変わるかは双方向と一方向の違いにまとめています。
- 詳細を運ぶか、予定ありブロックだけか。 タイトルや参加者まで運ぶのか、時間枠だけを押さえるのかを先に決めてください。詳細付きのコピーを仕事用アカウントに流すと、そのカレンダーを見られる全員が中身を読めます。
- 繰り返しの予定。 破綻が最も多いのがここです。毎週の予定・1回だけ時間を動かした予定・1回だけ取り消した予定は、システムから見ると別物として扱われます。任せる前に繰り返しの予定で1度試してください。
- 反映までの時間。 紹介ページの表現にかかわらず、実際は Google と Microsoft が同期元なら1〜2分以内、iCloud と ICS フィードは5〜10分と考えておくのが安全です。
- 提供元に何が渡るか。 クラウド型のミラーは両方のアカウントのアクセストークンを預かり、その中の予定をすべて読めます。OGCS のような端末内で動くツールや自前で動かすバイナリなら、その範囲は自分の端末に留まります。
- アカウントが増えたときの費用。 ユーザー単位・カレンダー単位・CalendarBridge の方向単位では、増え方がまるで違います。今の構成ではなく、1年後の構成で見積もってください。
このカテゴリで圧倒的に多い組み合わせが、Google カレンダーと Outlook カレンダーの同期です。ここは上流で減らせる余地もあります。
どちらを主軸のアカウントにするかを決めてしまえば、同期する量そのものが減るためです。判断材料はOutlook カレンダーと Google カレンダーの比較にまとめています。
まとめ
カレンダーを2つか3つ運用している方なら、OneCal か CalendarBridge でほぼ解決します。選び分けの軸は、全部を相互に最新に保ちたいのか、方向を1本ずつ意図して固定したいのかです。費用をかけたくないなら Reclaim から始めてください。
Windows のデスクトップ版 Outlook が前提なら、相手が Google のときは OGCS、CalDAV を話す相手なら Outlook CalDav Synchronizer が担当します。
その前に、無料の共有機能を確認してください。「見る」という問題はそれで解決しますし、実際にはツールが不要だった方も少なくありません。
そして、同期したい理由が「打ち合わせをタスクや取引先、案件の隣に置きたいから」であれば、2つ目のカレンダーは最初から答えではありませんでした。その場合は、予定をデータベースに入れるという選択肢が残ります。
Notion とカレンダーを自動でそろえる
予定が編集可能な Notion の行になります。双方向同期、項目単位の方向指定、フィルターに対応。14日間無料でお試しいただけます。
FAQ
カレンダーが同期されないときは何を確認すればいいですか?
原因の多くは3つです。アカウントの認証切れ、同期の対象期間が予定に届いていないこと、そしてフィルターによる除外です。多くのツールは未来の一定期間しか同期しないため、9か月先の予定はそもそも範囲外という場合があります。まずはアカウントを接続し直すのが確実で、同期の問題に切り分けの手順をまとめています。
iPhone でカレンダーを同期するにはどうすればいいですか?
iOS の「設定」からアカウントを追加すると、Google と Outlook のカレンダーは追加ソフトなしで双方向に同期されます。同期ツールが必要になるのは、iPhone 上でまとめて見たいのではなく、あるアカウントの予定をもう一方のアカウントそのものに書き込みたいときです。手順はGoogle カレンダーを Apple カレンダーに同期する方法で解説しています。
Google カレンダーの同期設定はどこにありますか?
ウェブ版には同期のスイッチはありません。右上の歯車から「設定」を開き、対象のカレンダーの「設定と共有」で共有相手と権限、iCal 形式のアドレスを扱います。モバイルアプリでは、アプリ内の「設定」から各カレンダーの同期の有無を切り替えます。別のアカウントのカレンダーを自分のカレンダーに書き込むには、本記事で紹介したツールが別途必要です。
カレンダーの同期を解除するにはどうすればいいですか?
手順は2つに分かれます。ツール側では同期の設定を削除し、あわせてアカウントの連携も解除してください。解除しただけではコピー済みの予定は残るため、同期先に作られた予定を消すかどうかは別途判断が必要です。削除の挙動はツールによって異なるので、まず1件で試してから全体に適用するのが安全です。
Google カレンダーと Outlook を無料で同期できますか?
部分的には可能です。Outlook は Google カレンダーの iCal 形式のアドレスを購読でき、Google も同じ方法で Outlook のカレンダーを表示できます。どちらも無料ですが閲覧専用です。無料で双方向にするなら、Windows では OGCS、クラウドなら Reclaim の無料プランで2つのカレンダー間の同期1本までが選択肢になります。
複数のカレンダーを1つにまとめる方法はありますか?
方法は2通りあります。多方向に対応した同期ツールで全アカウントを相互に最新に保てば、どのカレンダーを開いてもすべての予定が見えます。もう1つは Morgen や Notion Calendar のようなカレンダークライアントで、コピーはせずに1つの画面に重ねて表示します。並べて見えれば十分なら、後者で足ります。


