結論から先に
GmailとGoogle カレンダーで仕事をしているならGoogle ToDo リストです。日付を入れたタスクは時刻付きでカレンダーに並び、メールもワンクリックでタスクにできます。
OutlookやMicrosoft 365が中心の方、デスクトップアプリや共有リストが欲しい方にはMicrosoft To Doが合います。どちらも無料です。
Microsoft To DoとGoogle ToDo リスト(英語名はGoogle Tasks)は、どちらも無料のToDoアプリです。
決め手は個々の機能より、普段の仕事がOutlookとMicrosoft 365で回っているか、GmailとGoogle カレンダーで回っているかです。
以下の内容は、2026年10月3日にMicrosoftとGoogleの公式ヘルプで確認しています。
Microsoft To DoとGoogle ToDo リストの比較早見表
| Microsoft To Do | Google ToDo リスト | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料 |
| アプリ | Windows、Mac、iPhone、Android、Web | iPhone、Android(パソコンはGoogleのアプリ内で利用) |
| 一緒に使うアプリ | Outlook | Gmail、カレンダー、Chat、ドライブ、ドキュメント |
| 日付と時刻 | 期限日は日付のみ、時刻はリマインダーで指定 | 日時に加えて「期限」も設定可能 |
| カレンダーへの表示 | 予定表にドラッグしたときだけ | 日付を入れると自動で表示 |
| メールのタスク化 | Outlookでフラグを設定 | Gmailの「ToDo リストに追加」 |
| タスクの分割 | ステップ(チェックリスト) | サブタスク |
| 共有リスト | あり、担当者の割り当ても可能 | なし |
| 1日の計画 | 「今日の予定」リスト | Google カレンダーの時間ブロック |
対応デバイスと使える場所の違い
🥇 結論:デスクトップアプリが欲しいならMicrosoft To Doです。Google ToDo リストにはパソコン用のアプリがありませんが、Gmail、カレンダー、ドキュメントの中でそのまま開けます。
Microsoft To Doは、Android、iOS、Mac、Windows、Webで使える単独のアプリです。タスクはOutlookのタスクと同じExchangeに保存されるため、Outlookにもそのまま表示されます。
Google ToDo リストのアプリはAndroidとiPhone向けです。パソコンではGoogle カレンダーの中か、Gmail、Chat、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドのサイドパネルで開きます。
WindowsやMacのアプリはありません。基本の操作はGoogle ToDo リストの使い方ガイドで詳しく解説しています。
個人のアカウントなら、どちらもすぐに使い始められます。仕事用や学校用のアカウントでは、Google ToDo リストを使えるかどうかを管理者が決めます。
To Doを仕事用や学校用のアカウントで使うには、対象のMicrosoft 365プランとExchange Onlineのメールボックスが必要です。
Google ToDo リストには上限があり、全リスト合計で100,000件、1つのリストの未完了タスクは20,000件までです(Googleのヘルプ)。MicrosoftはTo Doの上限を公表していません。
タスクをカレンダーに表示できるのはどちら?
🥇 結論:明らかにGoogle ToDo リストが優位です。日付を入れたタスクは自動でGoogle カレンダーに表示され、必要なら時刻と所要時間も決められます。
Google ToDo リストのタスクには、日時、別枠の「期限」、繰り返しを設定できます。日付のあるタスクは、Google カレンダーにも表示されます。
カレンダー側でタスクを作れば、所要時間を決めて、その時間帯を「予定あり」にすることもできます。
通知は設定した時刻に届きます。時刻のないタスクと期限は、どちらも当日の午前9時に通知されます。
時間ブロックの「サイレント モード」と「会議への招待を自動的に辞退する」は、仕事用または学校用のアカウントでのみ使えます。設定の流れはGoogle カレンダーのタスク機能の使い方をご覧ください。
Microsoft To Doでは、日付と時刻が別々に扱われます。期限日は時刻のない日付で、時刻まで指定できるのは「リマインダーの通知」だけです。繰り返しは毎日、平日、毎週、毎月、毎年、ユーザー設定から選べます。
To Doにはカレンダー表示がなく、タスクがOutlookの予定表に自動で載ることもありません。新しいOutlookとOutlook on the webでは、「今日の予定」ウィンドウからタスクを予定表にドラッグすると、予定が作成されます。
2026年2月のMicrosoft Q&Aの回答でも、現時点でサポートされている方法はドラッグだと説明されています。
その代わりにTo Doにあるのが「今日の予定」です。ほかのリストから選んだタスクを並べる1日用のリストで、毎晩深夜にクリアされますが、タスクは元のリストに残ります。時計ではなく、リストで1日を組み立てる方に向いた仕組みです。
メールからタスクを作れるのはどちら?
🥇 結論:使っているメールに合うほうです。Gmailの機能はどのGmailアドレスでも使えますが、To Doの機能はMicrosoftがホストするメールボックスが前提です。
Gmailでは、メールを開いて「ToDo リストに追加」アイコンをクリックするか、メールを右側のToDo リストのパネルにドラッグします(Googleの手順)。
Google Chatでも、ダイレクト メッセージから同じようにタスクを作れます。
Outlookでメールにフラグを設定すると、To Doの「フラグを設定したメール」リストにタスクとして表示されます。詳細ビューにはメールのプレビューと「Outlook で開く」が付きます。
このリストのタスクも、名前を変えたり、期限日やリマインダーを付けたり、「今日の予定」に追加したり、重要としてマークしたりできます。
ただし、Microsoftのフラグを設定したメールのヘルプには3つの制限が書かれています。
- Microsoftがホストするメールのみ:Outlook.com、Hotmail.com、Live.comのアドレスと、Microsoftがホストする独自ドメインで使えます。Outlookに追加したGmailアカウントのフラグは届きません。
- 最初は過去30日分から:オンにした時点で、過去30日以内にフラグを設定した最新100通が入り、その後は新しいフラグが順に加わります。
- プライマリ メールボックスのみ:共有メールボックスや共有フォルダーのフラグは同期されません。
To Doの「ステップ」とサブタスクの違い
🥇 結論:1つのタスクに書き込める情報はMicrosoft To Doが多く、タスクを小さく分けるならGoogle ToDo リストが向いています。
Google ToDo リストには、親タスクの下に入るサブタスクがあります。ただしGoogleのヘルプにあるとおり、サブタスクを設定したタスクは繰り返せません。
Microsoft To Doでは、代わりに「ステップ」を使います。ステップはタスクの詳細ビューにあるチェックボックスで、独自の期限日やリマインダーは持てません。小さなタスクというより、チェックリストとして使うものです。
そのぶんTo Doでは、1つのタスクに多くの情報を持たせられます(Microsoftのヘルプ)。
- ファイル:種類を問わず、タスクごとに25 MBまで添付できます。
- タグ:タイトルに#workのようなハッシュタグを入れておくと、あとで検索で呼び出せます。
- カテゴリ:Outlookと同じ色分けのカテゴリを使えます。
Google ToDo リストにタグやカテゴリはありません。使えるのはメモとスター、そして5種類の並べ替え(指定した順序、日付、期限、最近スターを付けたタスク、タイトル)です。
どちらのアプリも、優先度はスター1つで示すだけで、段階的な優先度はありません。
リストを共有できるのはどちら?
🥇 結論:Microsoft To Doです。共有リストがあり、Google ToDo リストにはありません。
To Doではリストを共有し、「割り当て先」から自分を含むメンバーにタスクを割り当てることができます。
共有できるのは、個人用Microsoftアカウント同士か、同じ組織のアカウント同士です。家族の買い物リストや、社内チームのリストに向いています。
Google ToDo リストに共有リストはありませんが、タスクを人に渡せる場所が2つあります。
- Google Chatのスペース:スペースのタスクを追加し、「割り当てる」でメンバーを選ぶと、相手にメールが届き、相手のToDo リストにも表示されます(Googleのヘルプ)。
- Google ドキュメント:「@task」と入力して、自分やほかのユーザーにタスクを割り当てられます。対応するGoogle Workspaceのプランが必要です。
どちらを選ぶべきか
- Google ToDo リストが向いている方:GmailとGoogle カレンダーで仕事をしていて、1日を時間ブロックで組み立て、ブラウザとスマートフォンのアプリで十分な方
- Microsoft To Doが向いている方:OutlookやMicrosoft 365で仕事をしている方、WindowsやMacのデスクトップアプリが欲しい方、家族や同僚とリストを共有したい方
- 両方を使い続ける:仕事はMicrosoft 365、プライベートはGmailという方。2つのアプリは互いに同期しないため、両方のリストを1か所で見る方法を次で紹介します。
エコシステム全体で迷っている方は、カレンダー側を比べたOutlook カレンダーとGoogle カレンダーの比較もご覧ください。
どちらのアプリにもないプロジェクト、フィルター、ボードビューが必要なら、Microsoft To DoとTodoistの比較とTodoistとGoogle ToDo リストの比較が参考になります。
両方使うなら、仕事とプライベートのタスクをNotionにまとめる
勤務先ではMicrosoft 365、プライベートではGmailを使っていて、どちらか一方に絞れない方も多いはずです。2つのアプリはつながらないため、毎日2つのリストを見比べることになります。
解決策のひとつは、Notionのデータベース1つにまとめることです。Notionは、同じタスクを表、ボード、カレンダーで表示できるワークスペースアプリです。
2syncは、NotionとMicrosoft To Do、Google ToDo リストを双方向で同期します。Google カレンダー、Outlook カレンダー、Todoist、Gmail、Outlook メール、連絡先にも対応しています。
設定は、アプリごとに自動連携を1つずつ作り、どちらも同じデータベースに向けるだけです。
- Microsoft To Doを接続し、同期するリストを選びます。
- Google ToDo リストを接続し、同じようにリストを選びます。
- データベースに「Source」(出所)のようなセレクトプロパティを追加し、自動連携ごとにフィルターを設定して、それぞれが自分のタスクだけを扱うようにします(1つのデータベースで複数の自動連携を使う方法)。
同期される項目は次のとおりです。
- Microsoft To Do:タイトル、メモ、期限、開始日、リマインダー、重要度、カテゴリ、状態、完了、リストが双方向で同期されます。ステップとフラグを設定したメールもNotionに届きます。
- Google ToDo リスト:タイトル、メモ、期日、完了、リストが双方向で同期され、サブタスクは親タスクとのつながりをNotionのリレーションとして保ちます。
まとめ
どちらも無料なので、普段の仕事の場所に合わせて選ぶのがいちばん確実です。GmailとGoogle カレンダーが中心なら、とくに1日を時間ブロックで組み立てる方にはGoogle ToDo リストが向いています。
Outlook、WindowsやMacのデスクトップアプリ、家族との共有リストを重視するならMicrosoft To Doです。両方が必要なら、両方を使ったまま1つのNotionデータベースに同期できます。
To DoとGoogle ToDo リストを1か所に
Microsoft To DoとGoogle ToDo リストを、Notionデータベースと双方向で同期。アプリごとにフィールドマッピングとフィルターを設定できます。
FAQ
Microsoft To Doは使いにくいですか?
シンプルなリスト管理なら軽快ですが、日本語で使うと気になる点があります。タイトルに日付を書くと期限を自動で設定するスマート認識は、対応がWindows版(英語のみ)とiOS版に限られます。日本語で入力するときは、期限日やリマインダーをボタンから設定してください。
Microsoft To Doは必要ですか?
必須ではありません。To Doは個人用Microsoftアカウントがあれば無料で使えるタスクアプリです。フラグを付けたメールをスマートフォンでも片付けたい方や、家族とリストを共有したい方には入れておく価値があります。
OutlookタスクとTo Doの違いは何ですか?
中身は同じタスクです。同じMicrosoftアカウントでサインインすれば、Exchange Onlineに保存されたタスクがOutlookとTo Doの両方に表示されます。ただしMicrosoftのヘルプによると、Outlookタスクの達成率、複数段階の優先度、作業時間などはTo Doに表示されません。
PlannerとTo Doはどう使い分ければよいですか?
To Doは個人のタスク、Plannerはチームのプランやプロジェクトの管理に向いています。PlannerのFAQによると、新しいPlannerによってTo Doの既存の機能が変わることはなく、TeamsのPlannerでも「今日の予定」「マイ タスク」などのTo Doの機能を使えます。
Microsoft To DoとGoogle ToDo リストは同期できますか?
標準の同期機能はありません。短いリストなら手で入力し直すのが早く、Zapierなどの自動化ツールを使えば、To Doに追加したタスクをGoogle ToDo リストにも作成できます。ただし対象は新しいタスクだけで、方向も一方向です。

