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Notion Workersの同期でできること・できないこと

Notion Workersの同期は外部データをNotionへ片方向に取り込み、同期先の列は読み取り専用になります。何ができなくなるのか、1回の実行にかかる費用まで解説します。

濃紺のグラデーション背景に置かれたNotionのロゴキューブと、その左右をロープで降下する2人の作業員の白いシルエット
執筆者
Simo Elalj
公開日
2026年9月15日

Notion Workersは、Notionがホストして実行してくれる小さなTypeScriptプログラムです。用途のひとつが同期で、外部サービスのデータをスケジュールに沿ってNotionのデータベースへ取り込みます。

その同期はNotionへ向かう片方向です。Workerが管理する列はすべて読み取り専用になるため、タスクのタイトルも期日も、Notion側からは変更できません。

利用条件も限定的です。ビジネスプランまたはエンタープライズプランが必要で、2026年10月15日からは実行1回ごとにNotionクレジットを消費します。

クイックアンサー

外部のデータを読む・集計する・エージェントに渡すためにNotionへ取り込みたい。そしてTypeScriptを書ける方が社内にいる。この2つがそろっているなら、Workerが適しています。

同じレコードを両方のアプリで編集する運用では、Notion側の編集を外部へ書き戻す同期が必要になります。Workerの同期にはその経路がありません。

2syncが引き受けているのはまさにその部分で、双方向の同期をコードを一行も書かずに、無料プランを含むどのNotionプランでもご利用いただけます。

Notion Workersとは

Workerの実体は、ご自身で書いた1つのTypeScriptファイルです。Notionのntnというコマンドラインツールでデプロイすると、あとはNotionが自社のインフラ上で実行します。サーバーを用意する必要はありません。

1つのWorkerには機能を登録します。種類は3つあり、外部のレコードをスケジュールに沿ってNotionのデータベースへ取り込む同期、Notionのカスタムエージェントから呼び出せるツール、他サービスのイベントを受け取るWebhookです。

このうち一般に同期と呼ばれるものに当たるのは、最初の1つだけです。

Notion自身の設定画面が、始める前に必要なものを提示しています。TypeScriptと、コマンドラインです。(画像:Notion)

線引きはNotion自身がヘルプセンターで示しています。オートメーションはNotionに組み込まれていて誰でも設定できるように設計されている一方、ワーカーはカスタムコードを実行したい開発者向けである、という説明です。

なお、Workersはベータ版として提供されており、Webhookはさらに手前のアルファ段階にあります。

Notion APIとNotion Workersの違い

Notion APIは、外部のプログラムからNotionのページやデータベースを読み書きするためのHTTPインターフェースです。呼び出す側のコードはご自身で用意し、自前のサーバーやCI、手元の端末で動かします。

Workersが引き受けるのは、そのコードを置く場所と実行スケジュールです。認証はワークスペースに紐づき、ntn workers deployを実行すればデプロイが完了します。サーバーの調達も、死活監視も不要になります。

つまりWorkersは、Notion APIを使わずに済ませるための機能ではありません。Notion APIを叩くコードのホスティング先です。

同期のロジックも、レート制御も、エラー処理も、APIを直接使う場合と同じようにご自身で書くことになります。

費用の構造は逆向きになります。自前のサーバーからNotion APIを呼ぶ構成なら、実行回数に応じてNotionから課金されることはなく、ワークスペースのプランも問いません。代わりにサーバーとその運用を抱えます。

Workersは運用をNotionに預ける代わりに、ビジネスプラン以上の契約と実行ごとのクレジットを負担します。

そしてもうひとつ、開発者にとって決定的な違いがあります。Notion APIでご自身がプロパティを書き込む場合、その列は読み取り専用になりません。 読み取り専用になるのは、Workersの同期機能にスキーマを宣言したときです。

Notion Workersと2syncの比較

同じ「Notionにデータをそろえる」という目的で、両者を並べた一覧です。

Notion Workers2sync
同期の向きNotionへの片方向のみ双方向、または片方向を選択
Notionでの編集Workerが同期する列は読み取り専用すべてのプロパティを編集可能
最短の実行間隔5分ごとプランに応じて2〜5分ごと
必要なNotionプランビジネスまたはエンタープライズ無料プランを含むすべてのプラン
設定する人開発者Notionを使える方ならどなたでも
セットアップTypeScriptを書いてデプロイブラウザでアカウントを接続
提供元へのサインイン自分でOAuthアプリを登録接続ボタンを押すだけ
課金の仕組み2026年10月15日から実行ごとにクレジット月額の定額制
接続できる先コードを書ける任意のAPIGoogle・Microsoft・Todoistのカレンダー、タスク、メール、連絡先

今お使いのNotionプランのまま、双方向の同期を

GoogleカレンダーやTodoist、Outlookとの接続はおよそ5分で完了します。デプロイするコードはなく、無料プランを含むどのNotionプランでもご利用いただけます。

最初のアプリを接続する

Workersの同期では、同期先の列が読み取り専用になります

多くのワークフローの可否は、ここで決まります。Notionの同期ドキュメントは、Workerの同期についてこう明記しています。同期された列は読み取り専用であり、同期のスキーマで宣言したプロパティは手動で編集できません。

行のタイトルとアイコンも同様に固定され、行を手で追加することも削除することもできません。書き込めるのは同期だけです。

スキーマの外にご自身で足した列は編集できます。同期されたデータの隣に独自のステータス列を置く使い方は可能です。ただし、同期された項目そのものには手を触れられません。

TodoistのWorkerを思い浮かべてください。タスクはきれいにNotionへ流れ込みます。ところがNotionを開いて期日を1日ずらそうとすると、Notionがそれを受け付けません。

変更するにはTodoistへ戻って書き換え、次の実行を待つことになります。

誰も編集しないダッシュボードであれば、これは正しい挙動であり、むしろ機能です。Notionの内容が必ず同期元と一致することが保証されます。一方、Notionが実際の作業場所になっているチームでは、2つのアプリをつないだ理由そのものが失われます。

同期APIには双方向のオプションがそもそも存在しません。Notionが示す外向きの経路は、Webhook機能の上に作る2本目のWorkerを、Notionのオートメーションから起動する方法です。

その逆方向の処理は、ループ防止も競合ルールも削除の検知も含めて、ご自身で実装することになります。

Notion自身が描いた構成図です。Syncsと書かれた矢印の先端はひとつで、向きはNotionの内側です。(画像:Notion)

利用できるプランと、かかる費用

Workersはビジネスプランとエンタープライズプランで利用できます。Notionのビジネスプランは1メンバーあたり月額$20です。無料プランやプラスプランのワークスペースでは、メンバーがどれだけコードを書けても、Workersは使えません。

初期状態ではオーナーのみに有効化されています。チームのワークスペースでは、誰かがデプロイする前に管理者が権限を付与する必要があります。

Workersはワークスペース単位で管理され、誰がデプロイできるかはオーナーが決めます。(画像:Notion)

計算しておく価値があるのは請求のほうです。Notionの無料ベータ期間は、2026年10月14日までのWorkerの実行をカバーします。

2026年10月15日からはNotionクレジットを消費し、クレジットは1つ$0.01、1回の実行はおよそ**$0.0023**と案内されています。スケジュールされた同期は、実行するたびに1回としてカウントされます。

同期に設定できる最短の間隔は5分です。この間隔では、1本の同期が30日間で8,640回実行されます。

Notionの最短間隔(5分)で運用した場合月間の実行回数クレジット費用ビジネス1席を加えた場合2syncの同等プラン
同期1本8,640$19.87$39.87Solo、年払いで月額$7
同期3本25,920$59.62$79.62Premium、年払いで月額$14
同期10本86,400$198.72$218.72Pro、年払いで月額$49

出典:Notion Workersの料金およびNotionの料金ページ、いずれも2026年9月15日確認。2syncの金額はプランと料金より。

この計算方法はNotion自身のものです。Notionが公開している例では、15分間隔のSalesforce同期が月2,880回・$6.62となっており、同じ式から上の数字が出ます。

注意点が2つあり、どちらも同じ方向を向いています。1つは、1回あたりのクレジット数はWorkerの作業量によって変動するとNotionが述べている点で、$0.0023は上限ではなく下限です。

もう1つは、費用が想定を上回る場合の対処としてNotionが挙げているのが、実行頻度を下げることである点です。鮮度と費用は、設計上たがいを引っ張り合います。

1回あたりの単価は、何に対して払っているのかを見えにくくもします。同期元に変更がなくても、実行された分は課金されます。週に3件しか予定が増えないカレンダーでも、5分間隔なら月8,640回動き、そのすべてが請求対象です。

メーターが回るのは作業量ではなくポーリングの回数なので、静かなデータベースと忙しいデータベースの費用は同じになります。

表に載せられないことがもうひとつあります。Workersは5分より短い間隔では動かせません。2syncのPremiumとProが持つ3分・2分の間隔は、いくら払っても選べない設定です。なお、新しい同期の初期値は30分間隔です。

GoogleやMicrosoftのアプリはご自身で登録します

Workersは提供元へのサインインを代行しません。ユーザー認可が必要なAPIについてNotionのドキュメントが案内しているのは、OAuthのcapabilityを登録してご自身の資格情報を渡す手順です。

GoogleカレンダーやGmail、Google ToDo リストであれば、ご自身のGoogle Cloudプロジェクトと、ご自身のOAuthアプリを用意することになります。

その結果、Googleの規約はNotionではなくご自身に適用されます。内容は厳格です。

  • 未確認のアプリは、生涯で100ユーザーが上限です。 Googleの上限はプロジェクトの全期間に適用され、リセットも変更もできません。利用者は途中で未確認アプリの警告画面を見ることになります。
  • テストモードではトークンが7日で失効します。 テスト中のプロジェクトはテストユーザー100名までに制限され、認可は同意から7日後に失効します。リフレッシュトークンも例外ではありません。この構成で組んだ同期は、毎週止まります。
  • Gmailには年1回のセキュリティ評価が必要です。 gmail.readonlyを含むGmailのスコープはすべて制限付きに分類されます。制限付きのデータをサーバー経由で扱うアプリは、CASAフレームワークに沿ったセキュリティ評価を通過し、少なくとも12か月ごとに再受審する必要があります。確認作業だけでも数週間かかることがあります。

2syncは、これらのアプリを自社で保有し維持しています。GoogleとMicrosoftの確認済みアプリを運用し、セキュリティページに記載した最小限のスコープだけを要求しています。

そのためGmailGoogleカレンダーの接続はサインインだけで完了します。

受託でクライアントごとに構築される方にとって、この差は決定的です。一方の道は100アカウントで打ち止めになり、毎年の監査が付いてきます。もう一方はボタン1つです。

すでに使っているデータベースにWorkerを向ける場合

同期は、すでにお持ちのデータベースへ接続できます。attachedとして宣言し、コマンドラインで紐づける方法です。

ただしNotionの警告は引用に値します。接続するとWorkerが実データベースを行ごと掌握し、同期が既存の行を上書きまたは削除し、データ損失につながる可能性があるという内容です。

罠はもう1つあります。Workerを削除しても、コードからデータベースの宣言を外して再デプロイしても、そのデータベースは解放されません

ロックされ孤立した状態のまま残り、直すにはデタッチのコマンドを先に実行する必要があります。そのコマンドの存在を知っていることが前提です。

replaceモードにも癖があります。1サイクルの中で見つからなかった行を削除する仕様のため、途中でエラーになった同期は設計上いっさい削除を行わず、次に正常終了するまで古い行が残ります。

これらは隠されていません。明文化されている点はNotionの誠実さです。同時に、Workerをデプロイした方がこれ以降引き受ける障害モードの一覧でもあります。

2syncは、データベースを引き取るような扱いはしません。マッピングしたプロパティだけを書き込み、それ以外の列には触れず、Notion側で行を追加・編集・削除していただけます。

ご自身で書いて運用することになる範囲

Workerが提供するのは実行環境とスケジュールです。同期ツールが担っている残りの部分は、ご自身で書くことになります。

  • レート制御。 Notionが用意しているのは、ご自身で設定するペーサーです。毎秒10リクエストといった値を、扱うAPIごとに決めます。数値を誤れば提供元から制限されます。2syncのリトライ処理は、Notion・Google・Microsoft・Todoistに対して指数バックオフと動的なバッチサイズを使い、この設定は誰も行いません。
  • 競合のルール。 実行と実行の間に同じレコードが両側で変わったとき、どちらを残すかを決める必要があります。2syncは競合を項目単位で解決するため、Notionで変えたタイトルとGoogleカレンダーで変えた日時が両方残ります。
  • 削除の判定。 レコードが見当たらないことを削除と解釈するか、取得の失敗と解釈するか。ここが、整ったデータベースと空のデータベースを分ける分岐です。2syncの安全制限は、同期対象の半分を超える削除が起きる前に、そして重複が作られる前に同期を止めます。
  • ワークスペース全体の実行上限。 Notionは同期の実行を1時間あたり600回に制限しており、この枠はワークスペース内のすべてのWorkerで共有されます。5分間隔の同期を10本動かすと毎時120回を使うため、規模の大きいワークスペースでは上限を織り込んだ設計が必要になります。

いずれも特別な話ではありません。誰かが先に書いてくれてさえいれば、同期エンジンが当たり前にやっていることです。

その先には、どの連携にも付いてくる通常の保守があります。提供元のAPIは変わり、スキーマはずれていきます。

同期先のデータベースに項目を1つ足すだけでも、スキーマブロックの編集、マッピングの編集、再デプロイ、同期状態のリセット、再実行の手動起動という手順を踏むことになります。

Workerへの変更は、毎回このデプロイコマンドで終わります。(画像:Notion)

Workerが適しているケース

Workersには、同期サービスがどこも埋めていない領域があります。そこは正確に書いておく価値があります。

ビジネスプランを契約していて、TypeScriptを書けて、Salesforce・Zendesk・Stripe・Jira、あるいは社内データベースの読み取り専用ミラーをNotionの中に置きたい。そうであれば、Workerはまさにその用途のために作られています

データがNotionのインフラの外へ出ることはなく、読み取り専用のロックがミラーと同期元の一致を保証し、その結果をエージェントが読めます。JSON APIを持つものであれば、どのベンダーもコネクタを作っていない対象でも同じです。

Workerの同期が想定している形です。記録系のシステムが、それを集計するNotionのデータベースへ流れ込みます。(画像:Notion)

買っているのは対応範囲の広さです。Workerはコードを書ける対象なら何でも同期でき、その集合はどの同期製品よりはるかに広くなります。

想定されている対象がカレンダーやタスクではなくデータベースそのものであれば、それは当社とは別のカテゴリで、Whalesyncとの比較がそれぞれの適所を整理しています。

カバーされないのは、同じレコードを人が両方の場所で編集する場合です。これは別種の問題で、読み取り専用の列では解けません。

Notionでタスクにチェックを入れてGoogle ToDo リスト側も完了になっていることを期待する、というのがその日常版です。

2syncが同じ領域をどうカバーするか

2syncは、NotionとGoogleカレンダーTodoistGoogle ToDo リストOutlook カレンダーGmailOutlook メールGoogle コンタクトOutlook 連絡先を双方向でつなぎます。

変更は両方向へ自動で流れ、Notionのプロパティは編集できるまま保たれます。

向きは自動連携の単位ではなく、項目の単位で設定できます。 1つのレコードの中で、双方向の項目と片方向の項目を並べられるということです。

主催者や作成日時は提供元に固定したまま、タイトルと日時はNotionで編集できる、といった構成が可能になります。

行ごとに向きを持たせられるため、読み取り専用の項目と編集できる項目を1つのデータベースに同居させられます。

この選択肢は、見た目以上に効いてきます。アクティブユーザーのおよそ79%が双方向のみで運用しており、そのときに開いているほうのアプリで作業しています。読み取り専用のミラーでは、この方々の使い方を1つも満たせません。

Notionでデータベースを作れる方であれば、どなたでも設定できます。 手順はブラウザ上で完結し、所要時間はおよそ5分です。提供元を接続し、Notionのデータベースを選び、プロパティを対応づけ、必要であればフィルターを設定します。

インストールもデプロイもないため、APIが変わったときに手を入れるコードがありません。202か国・127,000アカウントで、これまでに250万件を超える項目を同期してきました。

1本の自動連携のマッピング、フィルター、同期操作が、ひとつの画面にまとまっています。

料金はメンバー単位ではなくアカウント単位で、どのプランでもすべての連携をご利用いただけます。設定の前に向きの挙動を確認しておきたい場合は、双方向と片方向の同期にまとめています。

Notion側の編集も、そのまま活かせます

NotionとGoogleカレンダーをおよそ5分で接続できます。初回の同期から双方向で、デプロイするコードはありません。

最初の同期を始める

どちらを選ぶべきか

編集がどこで行われるかから逆算すると、判断できます。

  • Notionではデータを読むだけで、同期元が他のどのサービスもつないでいないシステムである場合。ビジネスプランを契約していて、TypeScriptを書ける方がいるなら、Workerを作る価値があります。
  • 両方のアプリで編集する場合。 双方向の同期ツールが必要です。周囲に何を足しても、WorkerがNotion側の編集を書き戻すことはありません。2syncは、変更を項目単位で両方向へ書き込みます。
  • 無料プランまたはプラスプランをご利用の場合。 Workersはそもそも使えません。2syncはどのNotionプランでも動作し、無料プランも含まれます。
  • 継続的な突き合わせではなく、1回限りのアクションが欲しい場合。 行が変わったらSlackへ投稿する、といった用途です。これは自動化プラットフォームの領域で、Notion向けのZapier代替が現実的な選択肢を比較しています。2syncとZapierの比較も並べてご覧いただけます。
  • カレンダーやタスク、メールを、何も書かずにNotionへ入れたい場合。 GoogleカレンダーOutlook カレンダーTodoistGmailのいずれかから始めてください。

2つの手段は問題なく共存します。CRMをミラーするWorkerと、カレンダーを同期する2syncは、同じワークスペースの中で別々の課題を解いています。

まとめ

Notion Workersは開発者向けの機能で、それはNotion自身が明言しています。コードを書ける対象であればどのAPIにもNotionの手を伸ばせますし、そのためにサーバーを用意する必要もありません。

できないのは双方向の同期です。 Workerが同期する列は読み取り専用で、同期はNotionへ書き込むだけで外へは出ず、迂回路は自分で作って保守する2本目のWorkerです。

ここにビジネスプランの要件、2026年10月15日から適用されるクレジット、Googleの上限が付いたご自身のOAuthアプリを足すと、狭い用途に向けられた強力な道具、という姿が見えてきます。

Notionでは読めればよいというデータであれば、その用途はご自身のものかもしれません。両方のアプリで作業されているのであれば、編集が両方向へ届く必要があります。

どのプランでも使える、Notionの双方向同期

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FAQ

Notion Workersで双方向の同期はできますか?

できません。Workerの同期はNotionへデータを取り込む片方向のみで、同期APIに双方向のオプションは存在しません。Notionが案内している外向きの経路は、Webhook機能の上に2本目のWorkerを作り、Notionのオートメーションから起動する方法です。その際のループ防止と競合処理はご自身で実装することになります。カレンダー、タスク、連絡先、メールを継続的に双方向で同期するのであれば、2syncがコードなしで両方向を扱います。

Notion APIを直接使うのと、Notion Workersを使うのはどちらがよいですか?

実行環境を自分で持つかどうかで決まります。Notion APIを直接呼ぶ構成なら、サーバーやCIをご自身で用意する代わりに、Notionのプランを問わず、実行回数に対する課金もありません。Workersはその運用をNotionに預けられますが、ビジネスプラン以上と、2026年10月15日以降は実行ごとのクレジットが必要です。同期のロジック、レート制御、エラー処理はどちらでもご自身で書きます。なお、読み取り専用の制約が付くのはWorkersの同期機能を使った場合だけで、Notion APIでプロパティを書き込む分には列は編集可能なままです。

Notion Workersが作った列を編集できないのはなぜですか?

Notionがロックしているためです。同期のスキーマで宣言されたプロパティは読み取り専用になり、行のタイトルとアイコンも同様です。行を手で追加することも削除することもできません。スキーマの外にご自身で追加した列は、通常どおり編集できます。

Notion Workersを使うには、どのプランが必要ですか?

ビジネスプランまたはエンタープライズプランです。Notionのビジネスプランは1メンバーあたり月額$20です。無料プランとプラスプランのワークスペースではWorkersを利用できません。チームのワークスペースでは、誰かがデプロイする前にオーナーが有効化する必要があります。

Notion Workersの料金はいくらですか?

2026年10月15日からNotionクレジットで課金され、1回の実行がおよそ$0.0023、クレジットは1つ$0.01です。無料のベータ期間は2026年10月14日までの実行をカバーします。スケジュールされた同期は実行のたびに1回とカウントされるため、5分間隔の同期を1本動かすと月8,640回、およそ$19.87になります。これはビジネスプランの席数とは別です。1回あたりのクレジット数はWorkerの作業量によって変動するとNotionは述べています。

Notion Workersの同期はどのくらいの頻度で実行できますか?

最短で5分ごと、初期値は30分ごと、最長の間隔は7日です。加えてNotionは、ワークスペース全体での同期の実行を1時間あたり600回に制限しており、この枠はワークスペース内のすべてのWorkerで共有されます。

すでに使っているデータベースにNotion Workersの同期を入れられますか?

入れられます。attachedなデータベースとして宣言し、CLIで紐づけます。ただしNotionは、そうするとWorkerが実データベースを掌握し、同期が既存の行を上書きまたは削除してデータ損失につながる可能性があると警告しています。さらに、あとからWorkerを削除してもデータベースは解放されません。デタッチのコマンドを実行するまでロックされたままになります。

Notion WorkersはGoogleカレンダーやGmailに接続してくれますか?

いいえ。ご自身でGoogle Cloudプロジェクトを作り、OAuthアプリを登録します。未確認のアプリはプロジェクトの全期間で100ユーザーが上限、テストモードのままではトークンが7日ごとに失効し、Gmailのスコープは制限付きに分類されるため年1回のCASAセキュリティ評価が必要です。2syncはGoogleとMicrosoftの確認済みアプリを自社で運用しているため、接続はサインインだけで済みます。

著者について

Simo Elalj
Simo Elalj

2syncの創業者。INSA Lyon出身のソフトウェアエンジニア。Notionをカレンダー、タスク、連絡先と接続する同期ツールを開発。以前はリファービッシュ家電の価格比較プラットフォームRefurbMeを設立。


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